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更新日:令和5(2023)年12月13日
ページ番号:314956
(ちゅうどううんばん)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和52年3月8日
印旛郡酒々井町伊篠647(浄泉寺)
雲版は禅宗寺院の庫裡又は斎堂の前に掛けて、食事や法要の合図に鳴らすもので、青銅又は鉄製の平板の鐘で、両肩に切れ込みがあり輪郭が雲形をしている。この雲版は鋳銅製で、縦50.3cm、横46.5cm、中央やや下部に直径11.6cmの撞座が蓮華文で鋳出されている。吊り孔は2個、縁は半円のかまぼこ縁で高さは1cm。また、内側に子縁が廻っている。
銘文は「応永二十二年下野国那須栗山大雄禅寺乙未十一月日」とあり、応永22年(1415)に鋳造され、下野国(栃木県)那須に所在したものである。寺伝によれば開山あるいは再興の周恩和尚が持参したとされている。茨城県潮来市の長勝寺の梵鐘(国指定有形文化財)などの製作で知られる、下野天命鋳物師集団(栃木県佐野市)の作である可能性もある。
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