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更新日:令和5(2023)年10月4日
ページ番号:315031
(ぼんしょう)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和48年3月2日
成田市船形219(薬師寺)・東勝寺保管
宗霊宝殿に保管されている梵鐘で、総高79.6cm、口径51.4cm、3段組で鋳造されていて、乳は4段4列、上帯下帯とも文様のない素文である。蓮の花をかたどった蓮華文を陰刻した撞座が一つというめずらしい例で、県内で撞座が一つというのは他に印西市龍腹寺の梵鐘があるのみである。竜頭も簡略化されたものとなっている。
4区画された池の間の1区画目の銘文には「下州印東庄八代郷船方薬師寺」とあり、成田市船形の薬師寺に奉納されたものであることがわかる。さらに、梵鐘の由来として、僧良円が願主となって応長元年(1311)に、娑弥善性という茨城県新治郡出身の鋳物師によって鋳造されたことが記されている。
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