ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年8月21日

ページ番号:315070

梵鐘(建武五年在銘)

(ぼんしょう)

梵鐘(建武五年在銘)

種別

県指定有形文化財(工芸品)

指定日

昭和47年1月28日

所在地(所有者)

印西市滝1009(瀧水寺)

概要

この梵鐘は総高99.6cm、口径58.2cmの大きさで、3段階で鋳造されている。

乳の間には4段4列からなる乳が配されているが、上帯及び下帯にはともに文様は認められず素文となっている。

池の間は縦帯により4区画されており、1区画に銘文が刻まれている。

銘文は下総国瀧水寺ではじまり、建武5年(1338)の紀年銘が刻まれており、瀧水寺の鐘として鋳造されたことが明らかである。

中帯と縦帯の交差する部分には、撞座が2か所、竜頭の方向と平行して位置している。この撞座は、毛彫りによる8葉複弁の花弁をもつ蓮華文のもので、1個は蓮子を9個刻み雄芯は付けておらず、他の1個には雄芯を刻み蓮子は7個としている。県内では他には例のない形式の撞座である。小ぶりであるが鋳上がりの美しい梵鐘である。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?