ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年8月8日

ページ番号:315030

梵鐘(乾元二年在銘)

(ぼんしょう)

梵鐘(乾元二年在銘)

種別

県指定有形文化財(工芸品)

指定日

昭和44年1月10日

所在地(所有者)

成田市土室522(祥鳳院)

概要

 この梵鐘は高さ104.3cm、口径59.4cmで、3段組みで鋳上げられている。乳は4段4列であるが、下段になるほど磨滅している。上帯には文様はないが、下帯は唐草文を鋳出している。池の間の4区にわたり銘文が刻まれているほか、草の間、縦帯、乳の間にも銘文がある。しかし火災にあったと伝えられており、全文を読み取るのは難しい状態である。池の間第2区の銘文には総州二宮社檀とあり、この梵鐘が、最初は現在の船橋市三山町の二宮神社に所在したことがわかりる。また、乾元2年(1303)の紀年銘が刻まれており、製作年代も明らかである。乳の間には永正14年(1517)に二宮神社から加津宮へ移されたことを追刻しているが、加津宮についての詳しいことはわかっていない。その後、現在の祥鳳院が所蔵することになったと考えられる。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?