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更新日:平成29(2017)年10月23日

木造十一面観音菩薩立像

(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)

木造十一面観音菩薩立像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

指定日

平成15年3月28日

所在地(所有者)

長生郡一宮町一宮3316(観明寺)

概要

 カヤ材の寄木造で、頭部は1材製で耳の後で前後につなぎ合わせ、挿し首に造られている。体幹部は側面中央で前後につなぎ合わせ、内刳(うちぐり)されている。腰以下の体側部に左材1材、右側上下2材がつなぎ合わされている。両腕は左右の第1・2手とも肩でつなぎ合わせ、前腕は肘でつなぎ合わせる。化仏(けぶつ)及び頭上面、各持ち物は別材製である。表面は布貼り錆地漆塗りの上に、肉身部は金泥塗り、着衣部は漆箔で仕上げられ、像高は151cm。

 像容は髻(もとどり)の頂に仏面を置き、髻の両側及び背面に各一面、地髪上に六面の化仏を、正面に化仏立像を載せている。天冠台を戴き、額の上の髪をまばらにあらわしている。条帛(じょうはく=肩から斜めに垂らす布)を懸け、折り返しつきの裙(くん=スカート状のもの)と腰布を着け、腰帯をゆるく巻いている。左第1手は曲げて胸前で蓮華を持ち、第2手は左側方に下ろして水瓶(すいびょう)を握る。右第1手は曲げて前方に出し掌を上に向け、第2手は、肘を軽く曲げて下げ、掌を前に向けて全指を伸ばし、数珠を持つ。

 像内の墨書銘によって弘長3年(1263)、大仏師蓮上の作であることがわかる。蓮上は市原市橘禅寺(きつぜんじ)の薬師三尊像・金剛力士立像も弘長2年から3年に製作している。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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