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更新日:令和5(2023)年10月5日
ページ番号:315485
(もくぞうぎょうどうめん・ぼさつめん・びくにめん)
県指定有形文化財(彫刻)
平成7年3月14日
鴨川市貝渚2002(心巌寺)
菩薩面21面、比丘形の面2面からなる行道面で、来迎会等に使用された二十五菩薩面の内のものと推測される。菩薩面は天冠台を付け、天冠台上の地髪は平彫り、天冠台下の髪は毛筋彫りで表現され、髪が耳を覆い耳垂部のみを表わす。比丘の面は円頂で耳を表わす。いずれもヒノキ材の1材製。錆地漆箔仕上げで、頭髪部は漆地に彩色されている。唇に朱。裏面は布貼り漆塗り。目の部分は全体を刳り抜き、鼻孔を貫通させる。大きさは縦22~25cm・幅13~19cmで、本来は髻・宝冠・被布を伴っていた痕跡が残る。23面は細部の形や彫法から4つのグループに分けられ、室町時代に遡れるもの7面があり、欠けたものを順次補充されたものと思われ、江戸時代に製作されたものもある。
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