ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年10月6日

ページ番号:315223

銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像

(どうぞうあみだにょらい・りょうわきじりゅうぞう)

銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

指定日

昭和57年4月6日

所在地(所有者)

山武郡横芝光町篠本475(新善光寺)

概要

 善光寺式の阿弥陀三尊像で、中尊の阿弥如来像は、高さ46.2cm、左脇侍像は高さ30.1cm、右脇侍像は高さ30.5cmである。鋳銅製で、表面には鍍金が施されている。中尊の螺髪は旋毛型で、耳朶は紐状に伸びている。肉髻珠、白毫相を表し、水晶がはめ込まれている。両肩をおおう衲衣を着け、両肩から胸前に折り返しを表す。左手は下げて第2・3指を伸ばし、他の指は握った刀印を結ぶ。右手は肘を曲げて、胸の脇で第5指を伸ばして立てる施無畏の印を結ぶ。台座は蓮実・返花・框の三重蓮華座で、返花は2段で框は八角形でひとつに鋳造している。

 脇侍は、八角宝冠をかぶり、地髪は毛を筋彫りし、耳朶は紐状に伸びている。右側の観音像は、宝冠の正面に観音の証の阿弥陀像を鋳出し、勢至像は勢至の証の宝瓶を鋳出し、いずれも右手を上にして両手を重ねる。

 光背は、三尊がひとつの光背を共有する一光三尊形ですが、当初からのものではなく、後世に補われたものである。

 中尊の裳裾背面と両脇侍の台座に「弘賢」と刻名があるが、年号はない。引き締まった頬や衣紋の表現から13世紀後半の造像と考えられる。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?