ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年12月14日

ページ番号:315099

木造伝妙見菩薩倚像

(もくぞうでんみょうけんぼさつきぞう)

木造伝妙見菩薩倚像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

指定日

昭和52年3月8日

所在地(所有者)

香取郡多古町多古2550(妙光寺)

概要

 高さ49.4cm、ヒノキ材の寄木造で玉眼を入れた妙見像である。全身布張のうえ、錆下地黒漆塗を施し、さらに白土を塗って彩色し切金文様か箔押しを行う入念な仕上げである。

 兜をかぶり、甲をつけた武装形で、ことさらに目を大きくこらし、歯を少しあらわす精悍な顔。やや貫禄ある堂々たる体と、これを締めつける甲。にぎやかな衣のひだの乱れ、臂を張り刀印を結ぶ勇ましい姿。両脚を開くポーズなどの把握も確かで生彩があり、鎌倉時代後期の作と考えられている。

 この像は、中世に多古地域を支配した千葉氏の守護神、妙見菩薩であったとされているが、その形相や手勢はむしろ京都府大将軍八神社等に遺る大将軍神に近いことが注目される。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?