ここから本文です。

更新日:平成29(2017)年10月23日

木造伝親鸞聖人坐像

(もくぞうでんしんらんしょうにんざぞう)

木造伝親鸞聖人坐像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

指定日

昭和52年3月8日

所在地(所有者)

野田市中戸379(常敬寺)

概要

 合掌して坐る老僧の像。寺では宗祖親鸞聖人の等身の御影像として伝えられている。眉をしかめ、やや面長で鼻が高く、口を真一文字に結び、顎のがっちりした相貌と、やや肩を怒らせ肘を張って合掌する姿に、像主の強靱な性格が表現されている。

 ヒノキ材の寄木造で、像の高さは70cmです。頭部および体幹部は前後左右の4材をつなぎ合わせ、両体側、脚材、両肘、両手がつなぎ合わされている。現在は黒漆塗りとなっているが、当初は彩色が施されていたものと思われる。

 写実性の強い相貌や、形式化の目立たない衣の処理などから見て、鎌倉時代後期の作品と考えられる。生前の像主の長寿を願って造像される寿像か、死後間もなく、像主の印象が強く残るころにつくられた追善像と思われる。

 親鸞像については、京都・西本願寺所蔵「鏡御影」あるいは「安城御影」などの代表作例から、その相貌の特徴として、眉をはね上げ、襟首に帽子を巻き、腹前で両手先で一重の数珠を執るというイメージがありますが、本像はこれと異なるため伝親鸞聖人坐像となっている。しかし、常敬寺は親鸞の孫・唯善が開いた寺院であり、延慶2年(1309)に唯善によって、京都・大谷の親鸞の廟堂から鎌倉・常葉の地に「親鸞影像」がもたらされたとの記録もあり、この像にあたる可能性がある。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?