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更新日:令和5(2023)年12月14日

ページ番号:315424

木造十一面観音立像

(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

木造十一面観音立像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

指定日

昭和39年4月28日

所在地(所有者)

南房総市府中687(寶珠院)

概要

 像高約217cm、カヤ材を用い、赤味を帯びた素地の一木造である。体部に内刳りを施し、背板をあてる。両腕は肩の付根でつなぎ合わせ、左手はひじから先を更につなぎ合わせているほか、両足先も別材でつなぎ合わせている。化仏は髻上に如来1面、天冠台上正面に菩薩立像と周囲に菩薩10面を差込んでいる。顔は豊満で、体に厚みがあり、像高の高いことと相まって非常に量感があり、平安時代の造像と考えられていたが、解体修理により徳治3年(1308)の造像銘が発見され、鎌倉時代の作であることが確認された。天衣、持物、台座は後補で、光背は失われている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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