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更新日:令和5(2023)年10月2日
ページ番号:315484
(どうぞうあみだにょらい・りょうわきじりゅうぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和35年6月3日
鴨川市天面163-1(西徳寺)
中尊阿弥陀如来は像高48cm、両脇侍は像高34cm。鋳銅製。善光寺式の阿弥陀三尊像で、中尊は螺髪を旋毛型とし大粒に表す。耳朶は長く伸び穴は開いていない。首には三道を表し、衲衣は右脇下をとおり左肩に掛かり、偏衫が右肩に掛かり右腕を覆う。左手は下げて第2・3指は伸ばし、他の指は握った刀印を結び、右手は肘を曲げて5指を伸ばす。肉づきの豊かな頬胸、自然でゆるやかな衣文が特徴。裳裾は台座に接し、両足先のみが出ている。脇侍は上部に広がる筒形宝冠を被り、両手を胸前で右手を上にして掌を合わせる。条帛を着け、天衣を両肩にかけ、腰布と折り返しの裳を着け、裾を台座に接し、直立する。三尊の台座は木造で臼のかたちをした蓮華座。製作時期を示す銘文などの資料はないが、簡素な造形で地方色が見られることから、南北朝時代から室町時代の作品と考えられる。
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