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更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:315176
(どうぞうあみだにょらいりゅうぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和33年4月23日
香取市織幡612-2(織幡地区)
天竺山花見寺は、もともと真言宗の寺院であったが、現在は廃寺となり、薬師堂が一部残されるだけである。この薬師堂には、銅造阿弥陀如来立像をはじめ、5体の仏像が安置されている。
本像は、阿弥陀如来立像を中尊に、観音像と勢至像が両側に従う、いわゆる善光寺式阿弥陀三尊の中尊であったものです。
像高は46.3cmで、肉髻は比較的高くなっており、螺髪は渦巻状となり、白毫に大きめの水晶をはめ込んでいる。
一度に鋳上げた一鋳の鋳造で、指先や衣のひだの巧みな処理など、鋳造技術の面からも作風の上からも、正統な仏師によって造像されたものと考えられる。
髪際の中央がやや下がる点など、鎌倉時代に入ってきた宋風彫刻の影響が感じられる。
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