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更新日:令和5(2023)年10月4日
ページ番号:314845
(もくぞうじぞうぼさつざぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和33年4月23日
市原市山口270-1(山口区)
ヒノキ材の寄木造で、肌部分は黒漆漆箔で着衣部分はベンガラで彩色されているが剥落部分が多くなっている。大きさは高さ272.4cm、膝部分の横幅239cm、膝部分の奥行き164cm。丈六の大像で、地蔵菩薩坐像としては全国的にも最大級である。
頭部は左右の材をあわせた前・中・後の3列で構成され、中列には頭頂材が加えらている。内刳がされて7材がつなぎ合わされ、ほぞで体部に差し込まれます。体部の中心部分は前後それぞれ3材の6材がつなぎ合わされ、両肩や両脇、手、膝なども別材がつなぎ合わされている。
顔は面長で、衣文構成とともに禅宗の黄檗宗系の系譜をひく特徴を持っていて、江戸時代の18世紀前半に造られたものと考えられる。像内の胸部材に1字、背部材に6字の梵字墨書されている。
大正6年(1917)の暴風雨で地蔵堂とともに倒壊しひどく損傷を受けたが、昭和37年(1962)に修理された。
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