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更新日:令和5(2023)年8月21日
ページ番号:315225
(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和29年3月31日
山武郡横芝光町宮川4625(薬王院)
カヤ材の一木造で、漆箔で仕上げられ、像高は163cmである。頭部と体部は足の底の臍まで通して一木から彫り出し、背面から背刳が施されている。刳りは浅く、構造の上からも古い一木造の技法で造られていることがわかる。
螺髪は切子型に細く彫り出され、肉髻は低く表される。白毫相を表し、耳朶は紐のように伸びている。衲衣は胸を広くあけ、左肩をおおい、編衫を右肩に着けている。腹から両脚にかけて衣の襞の流れをY字状の波形に表現し、如来立像の古い衣の形式を見せる。衣の裾は膝下でわずかに波打たせ、あっさりと表現している。また、背中などの背面の表現は省略されている。
全体的に古様な姿で、重量感もあり、平安時代中期の作品と考えられる。
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