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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:314654
(けんぽんちゃくしょくこうやししゃみょうじんず)
県指定有形文化財(絵画)
昭和52年3月8日
匝瑳市イ-2326(福善寺)
本図は、高野山を主題とする垂迹画で、縦84.9cm、横37.6cmの一幅一鋪のつなぎのない絹に描かれた掛幅装である。
画面上方に男女神、下方に2女神、中間に向かい合う白黒2匹の犬を描いている。画面の上縁には几帳が、下縁には中央に階段を設けた高欄のある縁を配している。登場人物の取合せと配置から、高野四社明神を描いた作品と考えられる。
上下の4神は、向かって右上に丹生都比売大神(丹生明神)、左上に黒袍の高野御子大神(狩場明神)、右下に大食都比売大神(気比明神)、左下には市杵島比売大神(厳島明神)で、牀座に座った姿で描かれている。頭髪の手描きの描線など伸び伸びとした巧みな筆使いであり、金泥を随所に使用した丁寧な仕上げである。
裏面にある墨書から宝永3年(1706)の表装であることがわかるが、製作年代は主題、描法、画絹から見て室町時代と考えられる。
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