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更新日:令和2(2020)年7月1日
ページ番号:314910
(うらやすのさんげんながや)
県指定有形文化財(建造物)
平成18年3月14日
浦安市猫実1-2-7(浦安市郷土博物館)
三軒長屋とは、一棟の建物を壁で仕切り、三軒分に使えるようにした長屋で、この種の建物は、一棟を分けるという意味で棟割り長屋と呼ばれる。この長屋は、桁行(間口)9.09m、梁間(奥行)4.55mで、屋根は寄棟造の茅葺。内部は、屋根裏まで届く土壁で三つの住戸に仕切られている。三つのうち、向かって右端の住戸は、やや広く全体で10畳程度、手前4畳分が土間となっている。また、あとの二つの住戸は全体で7.5畳で、手前1.5畳分が土間となっている。奥の床を張った部分で家族が寝起きや食事をし、土間には七輪などを置いて煮炊きをしていた。建築年代は明らかではないが、構造や手法等からみて19世紀中頃と考えられる。江戸時代末期から明治時代初期の庶民の住居の様子を具体的に伝える重要な建物である。浦安市堀江に建っていたが、浦安市郷土博物館内に移築され、野外展示物として公開されている。
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