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更新日:令和5(2023)年8月21日
ページ番号:314908
(きゅうおおつかけじゅうたく)
県指定有形文化財(建造物)
平成14年3月29日
浦安市堀江3-3-1(浦安市)
江戸時代から生業を漁業とする大塚家の住宅として建てられた。木造平屋建の寄棟造茅葺。家は、船が往来した境川沿いにほぼ南面して建ち、桁6間半で間取りは川側の1間半が土間、次の2間が板の間で、その次の前面には玄関と4畳半の部屋が並び、それらの後ろには8畳間と庭に面した廊下が配されている。土間は、天井を張らず梁組と屋根裏を見せ、板の間の上には天井を張って天井裏を物置としている。この天井裏は、たびかさなる洪水の被害に悩まされた先人達が生活の知恵として考えられたもので、ここに避難したり家財道具をしまうなど、洪水による被害を最小限にしようとしたものである。
浦安の民家は、境川に近い方に土間、遠い方に客座敷が作られていることが大きな特徴で、境川を挟んだ堀江・猫実地区とは、対照的な間取りとなっている。境川は海への出入り口で、その水は、飲料水や生活用水として利用されていたため、こうした配置が生まれたと考えられる。茅葺屋根の木造平屋建であることや、建築構造と様式の特徴などから江戸時代末期の建築と推定される。
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