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更新日:令和2(2020)年8月7日
ページ番号:314766
(しょうねんじほんどう)
県指定有形文化財(建造物)
平成7年3月14日
長生郡長南町千田1370-1(称念寺)
称念寺は長南町のほぼ中央部にある浄土宗の寺院である。寺伝では、徳治2年(1307)時宗の寺院として創立され、その後慶長年間(1596~1615)に浄土宗に改めたと言われている。
境内正面の山門と中門、本堂が一直線に並ぶ配置で、参道から進むにしたがい、山門、中門の順に敷地が高くなっている。
現在の本堂は、桁行5間、梁間5間の本屋に3間の向拝を設け、四方に擬宝珠勾欄(こうらん)付きの切目縁(きりめえん)を廻らし、正面中央に登り勾欄付きの木階が取り付けられている。棟札により、享保15年(1730)の竣工であることがわかっている。内部は、内陣と外陣に境界され、その境の両脇に脇間を設けている。内陣後方来迎柱前に須弥壇(しゅみだん)を構え厨子を安置し、床は、内陣及び両脇間が畳敷きで、他は拭板(ぬぐいいた)張りである。天井は格天井で外陣部の内陣側1間通りが鏡天井となっている。
文政6年(1823)に、武志伊八郎信由(波の伊八)により内外陣の境3間の欄間に龍三態の彫刻が施され、内陣の荘厳(そうごん)も一層整った。
その後の沿革は明らかではないが、内外陣境や背面中央間の柱間装置の変更、内陣内法の障壁画の張り替えが認められるものの大きな改造はなされていない。
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