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更新日:令和5(2023)年7月7日
ページ番号:315446
(いしいけじゅうたく)
解体中の骨組みの状態
県指定有形文化財(建造物)
平成2年3月16日
館山市畑(個人)
草葺の寄棟造で、間口5間、奥行3.5間。内部には、炉と床の間のある16畳半の居間と、その背後に寝室であるナンドがあり、5畳の仏間が並ぶ。居間の西側には客間にあたる6畳間がある。この建物は、安房地方の民家に見られる炊事や作業に使う土間部分と主屋とは別に建てる、いわゆる分棟型の民家とはやや異なる様相を持つ。建築年代は定かではないが、17世紀後半までさかのぼると推定され、安房地方に現存する古い民家の一例である。畑地区は、平家の落人伝説の残る山間村落であるが、石井家はその中でも旧家に数えられるといわれ、屋号を「タガヤ」または「ヘビノオ」といい、古くは農業のかたわら桶屋を営んでいた。現在は解体保存中である。
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