ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 印旛エリアの市町 > 佐倉市の国・県指定および国登録文化財 > 佐倉市の有形文化財 > 佐藤家住宅
更新日:令和2(2020)年5月23日
ページ番号:314977
(さとうけじゅうたく)
県指定有形文化財(建造物)
昭和59年2月24日
佐倉市中尾余町(個人)
佐藤家住宅の所在する佐倉市中尾余町は、佐倉藩の藩士が居住した侍屋敷町であり、佐藤家住宅もその一つで、建物の建築年代は江戸時代後期と推定される。
建物の規模は、梁間5間、桁行6間半の大きさである。間取は、玄関の土間の奥に3畳敷の玄関の間を設け、その右側には8畳の客間と6畳間が前後に並ぶ構造となっている。玄関の左には8畳間、その奥に5畳の間、さらにその奥に台所がある。このように、玄関の右と左に接客部分と家族用居住部分を分けて配置してあるのは、農家や町家には見ることのできない武家屋敷特有の間取りである。また、便所が3か所にあることも、接客や家族内の秩序を重視した武家住宅の特徴が良く表れている。
もともとの屋根は草葺であったが、現在はその外観を保ったままカラーベスト葺に変更されている。その他、内部において若干の後世の変更は加えられているが、外観及び内部の意匠は建築当初の姿を良好に残している。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください