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更新日:令和2(2020)年6月3日
ページ番号:314900
(ちばきょうかいきょうかいどう)
県指定有形文化財(建造物)
昭和50年12月12日
千葉市中央区市場町9-20(日本キリスト教団千葉教会)
明治12年(1879)に伝導を開始し、同19年(1886)に講義所を設けたのがこの地における布教の始まりである。
この教会堂は、明治28年(1895)夏に着工し、同年10月7日に献堂式(竣工式)がおこなわれた明治の本格的洋風教会堂である。構造は、木造平屋建で一部に塔屋が付いており、屋根は桟瓦葺で、一部は鉄板葺となっている。基礎は煉瓦及び石造で、外部は洋風下見張である。
当初は、現在の塔屋の位置にベルを備えた塔屋があったが、明治44年(1911)7月の台風で崩れ、その後現在の姿になった。建築設計者は、国指定重要文化財の「同志社クラーク記念館(旧クラーク神学館)」(京都市)を設計したドイツ人ゼールで、工事は東京の大工に請負わせたという。
本県に残る数少ない明治期の教会建築の中でも、ひときわ意匠がすぐれ、かつ建築家ゼールを知るための資料としても歴史的価値の高い貴重な建築である。
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