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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:315183
(きゅうやぶけじゅうたく)
県指定有形文化財(建造物)
昭和49年3月19日
山武郡芝山町芝山414-1(芝山町)
旧藪家住宅は、江戸時代中期(17世紀末~18世紀初頭)の山武地方の典型的な富裕農家の建物である。藪家は、この地方で代々名主役を勤めて来た家柄で、この住宅は山武町板川にありましたが、現在は芝山町立芝山公園内に移築保存されている。
間口10間、奥行4間半の茅葺寄棟造で、建築後間もなく土間の妻側を半間拡張しているが、その他は当初の柱の大部分が現存している。
5室から構成される間取りは、土間から入って、押板と仏壇付きの板敷の「チャノマ」と10畳の「ザシキ」とつづき、奥は床の間を付けた6畳の「オクノマ」、裏手は板敷の「ナンド」「ダイドコロ」で構成されている。これは、この地域の江戸時代中期の上級農家の典型的な間取りとなっている。
建築当初から間もないと推定される時期に第一次の改造が行われ、この改造では、土間が拡張され、チャノマとナンドの境にあった中敷居が廃され、押板が右側に移動し、当初はなかった仏壇が新設された。この建物は昭和60年(1985)から63年(1988)にかけて保存修理が行われ、現在地に移築された際には、この第一次改造時の間取りに復原されている。
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