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更新日:令和5(2023)年8月21日

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神野寺本堂

(じんやじほんどう)

神野寺本堂

種別

県指定有形文化財(建造物)

指定日

昭和42年3月7日

所在地(所有者)

君津市鹿野山324(神野寺)

概要

 神野寺は、海抜353mの鹿野山の山頂近くに位置し、開山は、寺伝によれば推古天皇の時代(592~628)に聖徳太子と伝えられる。

 本堂は、方五間の堂で、銅板瓦棒葺の屋根が2階のように見える重層入母家造である。正面と背面に唐破風の向拝を付け、正面3間・側面2間・裏面に双折桟唐戸とを設けている。正面と裏面に階段をつけ、その階段及び回縁には手すりを設置して重厚・荘厳な外観を呈している。

 内部の外陣は板張りで、内陣の床は密教建築の手法に則り外陣よりも高くし、回り廊下をつくり腰高障子で仕切っている。天井は格天井で、内陣中央には唐様・重層の宮殿が安置され、きらびやかさは目を奪うものがある。

 現在の本堂は、棟札によって、江戸時代中期の宝永5年(1708)7月9日に再建に着手し、同7年(1710)に完成したことが判明している。木割りの雄大さや施工技法に優れており、本県における江戸時代中期の仏堂建築の好例ということができる。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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