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更新日:令和3(2021)年6月3日
ページ番号:314637
(さるたじんじゃほんでん)
有形文化財(建造物)
昭和30年12月15日
銚子市猿田1677(猿田神社)
猿田神社は神護景雲2年(768)に、称徳天皇から神戸を寄進されたと伝わる古社で、社記によると垂仁天皇25年(前5)に鎮座し、大同2年(807)、応和年間(961~964)などに改築が行われたとされている。
現在の本殿は、江戸時代初期に関西の資本力によって九十九里沿岸のイワシ漁が盛んになったころ、庶民の信仰のよりどころとして建造されたもので、本殿に延宝8年(1680)8月5日の本殿並びに雨家(あまや)建立の棟札が残されている。
本殿は、正面3間、側面2間の三間社流造(さんけんしゃながれづくり)で、桧皮葺(ひわだぶき)の屋根の棟に千木、勝男木をおき、正面に唐破風の向拝が付けられている。
本殿の周囲には手摺の付いた縁側をめぐらし、正面の3間を両開の桟唐戸とする。両側面と背部には板に縦横格子を組んだ狐格子をはめている。
内部は一間通を外陣とし、後部一間通は外陣より一段高くして内陣とし、3基の宮殿が安置されている。現在の本殿は江戸時代の造営であるが、本殿の天井、側壁の色彩画や向拝(ごはい)虹梁(こうりょう)の持送り、手挟(たばさみ)などの篭彫り(かごぼり)に桃山時代の特色もよく示されている。
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