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更新日:令和5(2023)年4月14日

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月ノ木貝塚

(つきのきかいづか)

月ノ木貝塚

種別

国指定史跡

指定日

昭和53年3月16日

所在地

千葉市中央区仁戸名町289-1ほか

概要

 月ノ木貝塚は、千葉市の中心部を流れる都川の支流に面した標高約25mの台地上にある。東西150m、南北200mの範囲に貝層が分布する馬蹄形貝塚である。昭和26年(1951)に、千葉市史編さんのために貝塚全体の地形測量と、貝塚の北東部分で約10平方メートルの発掘調査が行われている。

 その当時は北側に開く馬蹄形の貝塚と考えられていたが、平成3年(1991)に千葉市教育委員会によって行われた貝層分布調査で、東側に開く馬蹄形貝塚であることが判明した。月ノ木貝塚の貝層の厚さは1.2~1.5mであるが、中央の広場状の凹地に向かって次第に薄くなり、中央凹地部分には貝や遺物は散布していない。

 昭和26年の発掘調査では、約4,500年前の縄文時代中期の竪穴住居跡が4軒検出され、加曽利E式とよばれる土器とともに、打製石斧や磨製石斧、耳飾りなどが出土している。貝類はハマグリ、キサゴ、アサリ、シオフキなどの内湾の浅い海の砂泥にすむ貝で、同時に鳥、魚、獣の骨やクジラの脊椎骨も出土している。ハマグリはほとんどが小型で、大きなハマグリは取りつくされ、小さいハマグリしか採取できなくなっていたことを物語っている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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