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更新日:令和5(2023)年12月14日

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芝山古墳群

(しばやまこふんぐん)

芝山古墳群

種別

国指定史跡

指定日

昭和33年6月28日

所在地(所有者)

山武郡横芝光町中台1462ほか(芝山観音教寺ほか)

概要

芝山古墳群は中台古墳群ともいい、太平洋へと注ぎ込む木戸川の上流東岸台地上に築かれた古墳群である。並んで築かれている前方後円墳の殿塚古墳・姫塚古墳を中心として、4基の前方後円墳、13基の円墳の合計17基の古墳が芝山古墳群として国指定史跡に指定されている。

殿塚古墳・姫塚古墳は昭和31年(1956)に発掘調査が実施された。古墳群中最大の前方後円墳は殿塚古墳で、墳丘規模は全長88m、後円部径55m~58m、高さ8.6m、前方部幅55m、高さ7.7mである。墳丘周囲には長方形の二重周溝が巡らされていたと考えられるが、現状では東側と南側には外周溝を確認することはできない。埋葬施設は後円部の南縁部に築かれており、軟質砂岩の切石を用いた横穴式石室であることが判明している。墳丘の調査で多量の埴輪が発見され、石室の調査では大刀などを中心とする副葬品が出土した。

姫塚古墳は殿塚古墳の北側に並んで築かれている。墳丘規模は全長58.5mで、後円部径35m、高さ4.5m、前方部幅36m、高さ4.8mです。墳丘の周囲には長方形の周溝が巡るが、平成12年(2000)に行われた確認調査の結果、北側で二重目の周溝が確認され、殿塚古墳同様に長方形二重周溝であったと考えられる。墳丘の調査ではやはり多量の埴輪が発見された。また、埋葬施設は前方部南縁部に築かれており、殿塚古墳と同じく軟質砂岩の切石を用いた横穴式石室である。石室の中からは大刀を中心とする多量の副葬品が発見されている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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