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更新日:令和5(2023)年3月17日

ページ番号:315051

龍角寺古墳群・岩屋古墳

(りゅうかくじこふんぐん・いわやこふん)

龍角寺古墳群・岩屋古墳

種別

国指定史跡

指定日

昭和16年1月27日(平成21年2月12日 追加指定・名称変更)

所在地(所有者)

印旛郡栄町龍角寺ほか(千葉県・個人)・成田市大竹(千葉県)

概要

印旛沼の北東岸、印旛郡栄町酒直・龍角寺から成田市大竹にかけて所在する、古墳時代後期(6世紀)から終末期(7世紀)の古墳群である。

現在確認されている古墳の総数は115基あり、県内でも有数の大規模な古墳群のひとつである。印旛沼に面する台地の縁辺部には6世紀の円墳や前方後円墳が並んでいるが、その中央部の、現在千葉県立房総のむら風土記の丘資料館の周辺には、やや大規模な円墳や前方後円墳がみられる。7世紀の古墳は台地のやや奥に偏っており、とくに北東寄りの一角は7世紀代の方墳が集中している。

7割以上が千葉県立房総のむらの敷地内にあることもあって、多くの古墳が良好に保存されている。発掘調査の成果に基づいて埴輪が樹立されたようすが復元された円墳である101号墳、千葉県で最後に築造された前方後円墳「浅間山(せんげんやま)古墳」、7世紀のものとして全国最大規模の古墳である方墳「岩屋古墳」など、指定範囲内には93基の古墳が含まれる。またこの古墳群は、近傍に所在する白鳳期創建の龍角寺や律令制下の埴生郡衙跡との密接な関連が想定されている。

この古墳群と周辺遺跡の背景には、印旛沼北岸から香取海南岸に本拠を置いた一豪族が、大和王権の東国支配が確立されていく過程で王権の代行者としての地位を獲得し、律令国家成立後も国家機構の一翼を担う在地勢力となったことが考えられる。

101号墳(復元古墳)

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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