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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:314656
(きづみのふじみせいさくぎじゅつ)
重要無形民俗文化財
平成21年3月11日
匝瑳市木積(木積箕づくり保存会)
箕は竹の薄皮や藤ヅルでちり取りのような形に編み上げた農具である。木積の藤箕はフジの皮を薄くはいだものと竹の割ヒゴを利用して作られる。木積地区ではその生産が江戸時代中期にはじまったとされ、丁寧な作りで軽く、弾力に富んでいることが評価され、最盛期の大正末期には地区全体で製造戸数130戸、従事者は430人、年間13万枚弱を生産したと言われている。各家の玄関先の土間を仕事場とし、女性が箕の本体部分のイタミを編み、男性がこのイタミをモウソウチクで作った枠にフジの芯でつくったカラでからげて製作してきた。
現在は農業の機械化、安価なプラスチック製品の普及によって生産量は減少していますが、「木積箕づくり保存会」が地域に伝わる伝統を守って製作を続けている。
藤箕製作の伝統的な製作技術を伝え、我が国の箕製作技術の変遷を理解する上で重要な技術として指定された。
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