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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314649
(けんぽんちゃくしょくふげんえんめいぞう)
重要文化財(絵画)
昭和50年6月12日
匝瑳市横須賀1294(長徳寺)
普賢菩薩は、正式には普賢延命菩薩で、天台宗の息災延命を祈る修法の本尊で、文殊菩薩とともに釈迦の脇侍として知られる。法華経「普賢菩薩勧発品」では、法華経を行ずるものの前に6本の牙を持つ六牙の白象に乗って現れると説かれている。この図像は、金輪に乗る4頭の白象が支える蓮華座に、手が20本に描かれた普賢菩薩が坐る姿である。大きさは、縦135cm、横60cmである。
普賢菩薩の顔は、目尻をいくぶん上げ、小さな口元の表現によって静寂さがただよう表情をしている。それぞれの手には、如意輪・羯磨・五鈷杵などの法具や甲冑・剣などの持物を持っている。象にはそれぞれ6本の牙が描かれている。普賢菩薩の肌には金泥が塗られ、朱線で隈取りされ、条帛は朱地で切金が施されている。
描法や彩色の技法に鎌倉時代後期の特徴があり、優れた密教絵画である。
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