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更新日:令和2(2020)年5月2日
ページ番号:315016
(しんしょうじがくどう)
重要文化財(建造物)
昭和55年5月31日
成田市成田1(新勝寺)
新勝寺は、江戸時代の庶民信仰の参詣寺として各種の建築物とともに彫刻・絵馬等が数多く残っていることでも知られている。中でも額堂は、書画や工芸、数学(和算)の研究成果を記した算学絵馬等を奉納展示して、公開で技を競う場としても活用されていた。奉納された多くの絵馬の中には、貴重な文化財として大塔の霊光殿などに保存されているものも少なくない。
新勝寺額堂は、文久元年(1861)に建立されたもので、桁行正面3間、背面6間で、梁間2間の入母屋造、桟瓦葺である。現在は、四方開け放しになっているが、当初は、背面が板壁であったことが知られている。
組み物は平三斗、中備蟇股、二軒の半繁垂木である。梁や木鼻など細部まで本格的な手法で建築されており、江戸時代における庶民信仰をあらわす代表例の一つといえる。建物の各部に施されている竜や獅子の彫刻は、江戸深川の彫工後藤勇次郎経慶の作品である。
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