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更新日:令和2(2020)年5月2日
ページ番号:315015
(しんしょうじさんじゅうのとう)
重要文化財(建造物)
昭和55年5月31日
成田市成田1(新勝寺)
三重塔は正徳2年(1712)に建立された中規模の塔で、塔の初層(重)内陣には金剛界大日如来の「五つの智慧」をあらわす五智如来(大日如来・阿しゅく如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来の金剛界五仏)が安置されている。塔の高さは、相輪の頂上まで約25mあり、初層(重)の柱、長押し、台輪などに地紋彫りを施し、各層(重)の尾垂木の先端は竜の丸彫りで飾り、脇間板壁には「十六羅漢」の彫刻をめぐらしている。また、板軒には雲文を浮き彫りにして、極彩色を施す。
現在、一般の人は塔内に入れないが、江戸時代には塔内に入って五智如来を拝観し、第3層まで登っていたことを示す墨書の落書きが発見され、当時の参拝の様子が明らかになっている。
宝暦7年(1757)、享和元年(1801)、安政5年(1858)に大修理がおこなわれ、また、昭和56年(1981)から58年(1983)にわたり塗装・彩色工事を主体とした修理が、享和3年(1803)の古文書にあった塗装・彩色の仕様をもとにおこなわれた。江戸時代中期以降に見られる彩色を施した建物として数少ない貴重なものであるといえる。
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