ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 印旛エリアの市町 > 成田市の国・県指定および国登録文化財 > 旧学習院初等科正堂
更新日:令和5(2023)年7月13日
ページ番号:315012
(きゅうがくしゅういんしょとうかせいどう)
重要文化財(建造物)
昭和48年6月2日
成田市大竹1451(千葉県)
学習院初等科正堂は、明治32年(1899)に、当時の東京市四谷区尾張町に講堂として建設され、昭和11年(1936)に講堂を新築するのにともない、印旛郡遠山村の小学校講堂として移築された。以来、講堂として使用されてきたが、講堂新築にともない、昭和48年(1973)成田市から千葉県に寄贈され、現在は、県立房総のむら敷地内に移築公開されている。
この建物は、西洋建築のデザインを取り入れながら、日本の伝統的木造建築の技術を用いて造られている。木造一階建で、屋根は魚鱗のように敷きならべた天然スレート葺である。内部は、正面入口側に円柱列を立て、中央に広間を取り、背面に広間床より高い演壇を設ける。演壇正面には半円形の木製の階段4段を設け、広間東西に控室を設け、広間及び控室には上部飾付窓をつけている。広間の正面及び側面前寄りに方柱を立て吹放しのベランダを廻し、南面中央に石階5段を設ける。この時期の学校建築の中で数少ない講堂建築として、貴重である。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください