ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 印旛エリアの市町 > 成田市の国・県指定および国登録文化財 > 旧御子神家住宅
更新日:令和7(2025)年1月23日
ページ番号:315011
(きゅうみこがみけじゅうたく)
重要文化財(建造物)
昭和44年6月20日
成田市大竹1451(千葉県)
御子神家は、安房郡丸山町石堂で代々農業を営んできた旧家で、この住宅は、昭和46年(1971)に「普請入用覚帳」、「屋根替覚帳」とともに千葉県に寄贈され、昭和48年(1973)に県立房総のむら(旧県立房総風土記の丘)敷地内に移築公開されている。
この建物は、4室の部屋と土間からなる。炉を切った板の間の「ざしき」と、板の間の「なんど」、8畳敷の「しもでい」、6畳敷の「でい」の4室があり、でいには床を設け、ざしきには仏壇を設ける。客座敷のまわりに縁側をまわしてあることや引違いの板戸の内側に一枚の障子がつけられていること、土間からの入り口には戸棚を設けていることなどが特徴で、床を張った部分と土間が一つの屋根となっている安房地方の直屋形式をとる古民家の例として貴重である。
建築年代は普請帳、柱のほぞにあった墨書銘によって安永8年(1779)から9年(1780)であることが知られる。
建設当時に家を建てた時の費用について細かく書いた「普請入用覚帳」と、天保15年(1844)の屋根をふきかえる時の記録の「屋根替覚帳」も保存されており、建物とともに大変貴重な資料である。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください