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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:315274
(きゅうはなのいけじゅうたく)
重要文化財(建造物)
昭和44年6月20日
野田市清水馬作902(野田市)
花野井家は、流山市前ケ崎に所在する中世の前ケ崎城跡に接した高台に屋敷を構え、元来はこの城に属した地侍層の出身といわれている。近世には江戸幕府直轄で軍用馬の放牧・育成をおこなっていた小金牧で、村の名主として牧士となり農民を指揮し、牧場の管理していた。
本住宅は昭和46年(1971)に野田市に寄贈され、現在地に移築された。移築前は間口10間半、奥行5間半の大きさだったが、移築を期に建造当初の形式である間口8間、奥行5間の規模に復原された。間取は正面から向かって右手に居間である板敷きの「ひろま」、納戸である「へや」のほか、客座敷として4畳、10畳、6畳の3室が並ぶ5室構成で、左手には土間があり、座敷の部屋部分と土間部分が同一の棟の内に取り込まれている直屋型の住宅である。特に居間は特徴的で、21畳敷ほどの板の間の表側は格子窓のみとし閉鎖的である。これは外部との接触を避けた工夫と考えられる。
建築年代については、規模、様式等からみて、17世紀後半にさかのぼるものと推定されている。
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