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更新日:令和2(2020)年6月3日

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法華経寺法華堂

(ほけきょうじほっけどう)

法華経寺法華堂

種別

重要文化財(建造物)

指定日

大正5年5月24日

所在地(所有者)

市川市中山2-10-1(法華経寺)

概要

伝によると、日蓮聖人に帰依した中山の住人富木播磨守胤継、後の富木常忍(1216~1299)が、法華経寺を開基し、法華堂を建立したと伝えられている。また、法華堂は、当時銭4貫で建てられたとの伝承から四貫堂とも呼ばれている。

りは、正面5間、側面4間の堂で周囲に切目縁がつき、屋根は瓦棒銅板葺の入母屋造となっている。柱はすべて円柱で、前部1間は三方を開放して外陣とし、後部の梁間3間は板壁と扉で閉ざされた内陣となっており、内部中央三間四方を格天井とし、来迎柱や来迎壁がなく、須弥檀と厨子は背面の板壁に接して安置されている。主要部の柱や組物、木鼻、虹梁などは禅宗様で統一され、落ち着いた簡素な雰囲気を醸し出している。

建当初の様式を維持してるが、近世以降の修理の際に改められたところも見られる。建立年代は室町時代末期と推定されていて、日蓮宗本堂として建立された中では貴重な建物である。

指定の棟札は、寛文10年(1670)に修理した際の棟札で、その記述から山を開き、建物をあげ、来迎柱を取り替え、軒の縁回りを修理、屋根を葺き替えるなど、大修理を行ったことがわかる。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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