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更新日:令和5(2023)年7月13日
ページ番号:314854
(さいがんじあみだどう)
重要文化財(建造物)
大正5年5月24日
市原市平蔵1360(西願寺)
西願寺阿弥陀堂は、承平年間(931~937)に建立されたと伝えられていたが、昭和2年(1927)の解体修理の時に発見された墨書銘により、明応4年(1495)7月、平蔵城主土橋平蔵が仏門に帰依し、鎌倉の名人大工二郎三郎に建立させたことが明らかになった。
堂は、正面3間、側面3間で、屋根は茅葺寄棟造である。外部の軒回りは二重扇垂木で、庇部分が深く反りの大きい軒をもち、三手先出組とともにその構成の美しさを示している。また、周囲には切目縁を廻らし、桟唐戸、引き違い舞良戸をはめている。
内部は拭板敷きで天井は方1間の鏡天井である。内部の組物や架構は、大虹梁の上に大瓶束をおき、母屋と裳階をつなぐ海老紅梁を用い、強い反りをもった尾垂木や木鼻に渦巻きの装飾的彫刻を施している。
これらの特徴は、西願寺阿弥陀堂が、本県の禅宗様建築の中でも、最も本格的な禅宗様式をそなえていることを示している。また、外観の整った美しさから平蔵の光堂と呼ばれて讃えられている。
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