第1回東京湾沿岸海岸保全基本計画(内湾・内房)に係る検討会の開催結果について
1.開催年月日及び時間
令和4年8月31日(水曜日)午後1時10分~午後2時25分
2.開催場所
ホテルプラザ菜の花 3階「菜の花」(WEB併用)
3.出席者
出席者名簿(PDF:68KB)
4.配布資料
5.議事及び主な質疑
議事(1)東京湾沿岸海岸保全基本計画(内湾・内房)に係る検討会設置要綱(案)について
議事(2)気候変動を踏まえた海岸保全基本計画の見直しの進め方について
(B委員)
- 富津岬の突端は以前、第一海堡までつながっていたが、現在は1.5kmほど切れており、南西の風が10m/s以上吹くと3~4mの波が内湾に入ってくるようになった。
- 富津岬の南側の波がそのまま北側へ入ってくることにより、地元は被害を受けているため復旧してつなげてもらいたい。
(委員長)
- 基本計画を見直すときは、地形の情報は最新のものを使って議論していくことになると思われる。
(C委員)
- 国の基本方針改訂に伴い、東京湾沿岸海岸保全基本計画を見直すものと理解したが、H28年9月に基本計画が変更されて以降、現在までの間に自然現象が大変激化しているのを目の当たりにしてきた。この間、東京湾沿岸ではどのくらいの被害が発生しているのか。
(事務局)
- 港湾施設では浜金谷港の護岸や千葉港の五井の防波堤が台風により被災を受けている。
(委員長)
- 海岸災害についても整理できるとよい。
- 東京湾沿岸は内湾と内房で海岸の性質が異なっている。盤洲や館山の北条海岸などの砂浜は非常に大事であることから海面上昇には気を付けなければならない。
- 気候変動が起こると温暖化により気温が上昇して海水温が上がることにより膨張したり、小規模な氷床が溶けることによって海水面が上がってくる。また、海水温が上がると台風に与えるエネルギーも増えるので台風も強大化するかもしれない。
- 海面上昇と台風の強大化への対応について、この検討会で議論を進めていくことになろうと思う。
(D委員)
- 富津市内にある浜金谷港の周辺で観光関係の仕事をしているが、2018年、2019年と2年連続で高潮による甚大な被害を受けており、気候変動が自然に与える影響を身をもって痛感した。
- 同港では過去2年、千葉県にて護岸を約30cm嵩上げが実施されたところだが、一部未実施の箇所があるため整備をお願いしたい。また調査等をして頂きどのような対策が高潮被害に有効か判断して頂き対策を講じて欲しい。
- 今回の検討の中で専門の委員の皆様の知見により、我々が安心して生活したり、観光を営業したりできるような形で取り組んでもらえればありがたい。
6.速記録
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