9月14日｜BA.5対策強化宣言の終了について知事メッセージ（囲み取材）／ちばコレchannel

（対策本部会議の内容について）
先ほど県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しましたので、決定した内容について申し上げます。

県では、社会経済活動を維持しながら感染拡大に対応するため、令和4年8月4日から「BA.5対策強化宣言」を行い、対策を強化してまいりました。

宣言開始時と比べて、新規感染者数が減少し、病床使用率も 改善傾向を示すなど医療機関等への負荷が低減しつつある状況を踏まえ、本日をもって、「BA.5対策強化宣言」を終了いたします。

これまで御協力をいただいた県民・事業者の皆様、また、医療機関・医療従事者等の皆様には、感謝申し上げます。

社会経済活動を維持していくためには、引き続き感染拡大防止対策の徹底が必要であることから、9月15日から当面の間、県民や事業者の皆さまに対して、基本的な感染防止対策等の継続をお願いいたします。

（県民の皆様へ）
県民の皆様には、
・ 室内の定期的な換気や「3つの密」の回避など基本的な感染対策を徹底すること
・ 高齢者や基礎疾患のある方及びこれらの方と同居する家族等は、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出を避けること
・ 飲食店を利用する際は、認証店・確認店を利用すること
・ ワクチン接種について、年代や接種回数などに応じて、速やかな接種を検討すること
・ 症状が軽く、基礎疾患がないなど重症化リスクの低い方は、発熱外来の受診に代えて、検査キットを用いた検査、陽性者登録センター又はオンライン診療の利用などを検討すること
などをお願いいたします。

（事業者の皆様へ）
事業者の皆さまには、
・ 業種別ガイドラインの遵守
・ 療養を終了した方や濃厚接触者の待機期間が終了した方が勤務を開始するに当たり、陰性証明等の提出を求めないこと
などをお願いいたします。

イベントの実施に当たっては、これまでどおり、「感染防止安全計画」や「感染防止対策チェックリスト」により、感染防止対策を講じて実施していただくよう、お願いいたします。

なお、国の基本的対処方針の改正により、同一イベントにおいて、「大声あり」、「大声なし」のエリアを明確に区分して開催する場合の収容率を、それぞれ50％と100％とする取扱いが追加されたことから、県でも同様の取扱いができることとしました。

（医療提供体制の強化等の取組）
次に、医療提供体制の強化等の取組について申し上げます。

本日から、病床確保のフェーズを「フェーズ3」から「フェーズ2B」に引き下げるなど、適切な医療が提供されるよう適宜見直しを図るとともに、引き続き医療提供体制の確保を行っているところです。

発熱外来については、958医療機関で対応いただいており、そのうち8割を超える医療機関が県ホームページでの公表に承諾いただいております。

陽性者登録センターでは、7月21日の再開から9月12日までに、75万キット以上を配付し、6万件を超える発生届を提出しており、引き続き、発熱外来の負担の軽減に役立ててまいります。

オミクロン株対応ワクチンについては、国情報の迅速な共有等により、市町村の円滑な接種体制構築を支援していきます。

また、国が示した全数詳細把握の見直しについては、全国一律の開始日である26日からの実施に向けて、医療機関等の関係者と調整しながら準備を進めております。

詳細は、追ってお知らせいたします。

（県民へのメッセージ）
最後に県民の皆様へのメッセージを申し上げます。

県としては、これからも必要な方に必要な医療や支援等が提供できるよう全力で取り組んでまいります。

「BA.5対策強化宣言」は終了しますが、新規感染者数は、まだ高い感染レベルが継続しています。

県民・事業者の皆様には、社会経済活動を維持していくためにも、引き続き、感染防止対策への御協力をお願いいたします。