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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年12月22日

ページ番号:555068

令和4年県政10大ニュース

発表日:令和4年12月22日
総合企画部報道広報課報道室

順位

できごと

月日

1
新型コロナウイルス感染症への対応
~感染防止対策と社会経済活動の維持との両立を進めるため、様々な取組を実施~
通年

2

「ちばアクアラインマラソン2022」を開催
~秋晴れの下、青い海と空に囲まれた東京湾アクアラインの絶景を疾走~

11月6日

3

ウクライナ避難民の受け入れ

3月~

3

千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手に知事賞授与

4月10日

11月20日

5

「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」を策定

3月28日

5

北総鉄道 運賃値下げの実施

10月1日

5

物価高騰対策
~生活者や事業者への支援を実施~

通年

8

日本製鉄によるシアン流出等の不適切事案の発生

6月ほか

9
降雹により県北西部の梨を中心に甚大な被害が発生
~多目的防災網の導入への助成や被害果実の販売応援などの支援を実施~
6月3日
9

ROCK IN JAPAN FESTIVALが千葉県で初開催

8月

(11位以下)

  • チバニアンにゴールデンスパイク設置(5月21日)
  • 異例の猛暑による影響~東京電力管内、電力ひっ迫に初の注意報~(6月ほか)
  • 第26回参議院議員通常選挙の執行(7月10日)
  • 東京湾アクアライン通行料金800円の継続(3月30日)
  • 公立学校に通う第3子以降の給食費を無償化(8月31日)
  • 洋上風力発電の導入に向けた取組~「九十九里沖」の海域が、本県3か所目となる「有望な区域」に選定されるなど取組が進展~
    (通年)

各できごとの概要

第1位 新型コロナウイルス感染症への対応

感染防止対策と社会経済活動の維持との両立を進めるため、様々な取組を実施

1 感染状況と要請内容

県では、1月からのオミクロン株の流行による新規感染者数の急速な増加に伴い、同月17日にまん延防止等重点措置の適用を国に要請し、県内全域を適用区域として、同月21日から飲食店に対する人数制限、営業時間の短縮などの要請を行った。2月中旬からは、新規感染者数は減少に転じ、3月21日をもってまん延防止等重点措置が終了した。

6月下旬からは、オミクロン株のBA.5系統が県内でも検出され始め、7月上旬に同系統への置き換わりにより新規感染者数が急速に増加した。

県としては、国の方針も踏まえ、新たな行動制限を行わずに、社会経済活動をできる限り維持しながら、重症化リスクのある高齢者を守ることに重点を置いて、効果が高いと見込まれる感染対策に機動的・重点的に取り組むこととし、県民・事業者に対して、改めて効果的な換気や状況に応じたマスクの着用など基本的な感染対策の再徹底と点検をお願いした。

また、8月4日に社会経済活動の維持と医療のひっ迫の回避の両立を図るために「BA.5対策強化宣言」を行い、県民・事業者への基本的感染対策、感染リスクを低減させる適切な対策の徹底や、全ての医療機関に対し、新型コロナウイルス感染症対応への協力を要請した。

その後、新規感染者数は減少傾向となり、9月14日で「BA.5対策強化宣言」を終了した。

10月下旬からは新規感染者の緩やかな増加が続き、県内の累積感染者数は、12月21日時点で1,214,121名、死者数は2,874名となっている。

このような状況の中、県の主な取組は以下のとおりである。

2 医療提供体制の確保等

【病床等の確保】

令和3年12月31日、千葉県で初めて、感染経路が特定できないオミクロン株の感染者が複数の保健所管内で確認されたことに伴い、令和4年1月1日に病床確保のフェーズを全県「2」に、さらに感染が急拡大したことに伴い1月27日に全県「2B」に引き上げた。

その後、病床の状況等に改善がみられたことから、4月4日以降、順次フェーズを引き下げ、6月9日に全県フェーズ「1」に移行した。

また、夏の感染拡大により、再び病床使用率が高まってきたこと等から、7月4日以降、順次フェーズを引き上げ、7月27日には全県で最大のフェーズ「3」としたが、その後、病床の状況等に改善がみられたことから、9月14日以降、順次フェーズを引き下げ、10月5日に全県フェーズ「1」に移行した。

10月下旬以降、再び感染が拡大してきたことから、11月8日以降、順次フェーズを引き上げ、12月20日には全県でフェーズ「3」に移行した。

【臨時医療施設の運用開始】

令和2年度から開設している県がんセンター旧病棟を活用した仁戸名臨時医療施設に加え、2月に民間の研修施設を活用した稲毛臨時医療施設と市民総合体育館を活用した流山臨時医療施設(令和4年5月31日まで)の運用を順次開始。また、4月には民間の宿泊施設を活用した富里臨時医療施設の運用を開始した。

【全数届出の見直し】

9月26日から、新型コロナウイルス感染症に係る陽性者の全数把握は続けつつ、発生届の対象者について、4類型((1)65歳以上の者、(2)入院を要する者、(3)重症化リスクがあり、新型コロナウイルス感染症治療薬の投与又は新たに酸素投与が必要と医師が判断する者、(4)妊婦)に限定した。

発生届の対象とならなくなる陽性者についても、安心して自宅で療養できるよう、千葉県新型コロナウイルス感染症陽性者登録センター(医療機関受診者向け)に登録を行ってもらうことにより、引き続き希望に応じて健康相談等、必要な支援を利用していただくことができる体制を整えた。

【千葉県新型コロナウイルス感染症検査キット配付・陽性者登録センターの設置】

発熱外来のひっ迫回避等のため、2月21日に「千葉県新型コロナウイルス感染症検査キット配付・陽性者登録センター」を設置し、感染者数の推移等に応じて、順次、休止や対応能力の増強、役割の見直し等を行った。12月22日現在、検査キット配付については1日5,000キットを上限に配付申込を受け付けており、陽性者登録については、医療機関受診者向けは1日13,000件に、自己検査者向けは1日20,000件に対応能力を増強している。

【新型コロナワクチンの接種】

新型コロナワクチンの接種については、2月からJR津田沼駅に近接する「モリシア津田沼」内に県集団接種会場を設置し、3・4回目接種を促進するとともに、10月からはオミクロン株対応ワクチンの接種を実施している。

【今冬の新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えた外来医療体制等の強化・拡充】

新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行により、多くの発熱患者が生じる可能性が指摘されていることを踏まえ、12月5日からオンライン診療事業を開始するなど、外来医療体制等の更なる強化・拡充を図った。

3 まん延防止等重点措置期間における感染防止対策と、期間終了後の経済活動との両立に向けた取組

【飲食店に対する営業時間の短縮要請と協力金の支給】

1月21日から3月21日まで県内全域に適用されたまん延防止等重点措置期間においては、飲食店に営業時間短縮等の要請を行うとともに、要請に協力した「千葉県飲食店感染防止対策認証事業認証店」(認証店)及び「千葉県飲食店感染防止基本対策確認店」(確認店)に対して協力金を支給した。

【「Go To イート」の実施】

3月22日に「Go Toイート」の食事券の販売を認証店限定で再開し、4月22日には認証店及び確認店向け食事券の販売も再開した。5月15日に販売を終了、6月10日には利用終了となった。

【「千葉とく旅キャンペーン」の実施】

旅行・宿泊商品の割引及び地域限定クーポン券を付与する「千葉とく旅キャンペーン」を令和4年1月6日から開始。まん延防止等重点措置が適用されたことを受け、「千葉とく旅キャンペーン」を一時停止。

3月24日から「千葉とく旅キャンペーン」を再開後、4月1日からは利用対象者を関東ブロック各県へ拡大、また、5月9日からキャンペーンの延長に伴い「宿泊施設への直接予約による宿泊」と「日帰り旅行」をキャンペーンの対象に追加。10月11日からは利用対象者を関東ブロック各県から全国に拡大して実施。

1月から10月10日までのキャンペーン利用実績は、約70万人泊となっている。

4 新型コロナウイルスの影響を踏まえた学校教育活動の制限緩和

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、学校教育活動に過度な制限を設けることは、子供たちの貴重な学びの機会を喪失させ、心身の健やかな成長を阻害する要因となることから、学校教育活動と感染症対策の両立に向けて、授業における実験や実習、修学旅行などの校外学習を積極的に実施するとともに、学校行事における保護者の入場制限の是正や給食における一方向での黙食の見直しに取り組んできた。

【段階的な制限緩和の実施を表明】

4月の新学期開始に際し、学校教育における児童生徒の貴重な活動機会を確保する観点から、様々な活動を制限するのではなく、地域や学校の状況に応じて、段階的に本来の活動を取り戻していくよう、学校教育活動の制限緩和を実施すると熊谷知事が表明した。

基本的な感染症対策((1)健康観察の徹底(2)会話時のマスク着用(3)定期的な手洗いの実施(4)換気の徹底(5)狭い閉鎖空間での密集状態の回避)を徹底した上で、授業や学校行事、給食・昼食、部活動において原則として、通常の教育活動を実施することとした。

【制限緩和に関する国への要望】

今後、社会経済活動の活性化に向けて感染症対策が新たな段階に移行することを踏まえ、学校だけが取り残されることのないよう、学校教育活動の正常化について、より一層の学校関係者の意識改革を図るために、感染症対策に関するマニュアルの見直し(例えば、卒業式における入場制限や給食時の座席配置など)と学校教育活動を取り戻すための取組(国立の学校において率先して実施することや各地域における先進的事例の情報発信)について、10月28日に熊谷知事が国へ要望した。

 

第2位 「ちばアクアラインマラソン2022」を開催

秋晴れの下、青い海と空に囲まれた東京湾アクアラインの絶景を疾走

11月6日に4年ぶりとなる「ちばアクアラインマラソン2022」を開催し、約1万5千人のランナーが海と空に囲まれた大パノラマの中を笑顔で駆け抜けた。

今大会では、初心者向けの「スマイル枠」やファンランなどスポーツの裾野を広げる新たな取組を実施した。沿道には約21万人が駆けつけ、拍手での応援のほか、吹奏楽や和太鼓、ダンスなどの熱いパフォーマンスでランナーを元気づけた。

また、屋台村や多彩なステージイベントで大会を盛り上げ、千葉県の魅力を全国へ発信することができた。

 

第3位 ウクライナ避難民の受け入れ

ロシアによるウクライナへの侵略に伴い、3月2日に岸田総理大臣がウクライナから避難される方の日本への受入れを表明した。

12月21日時点で、ウクライナから日本国内へ避難している方のうち、本県に避難している方は99人となっている。

県では、避難された方が安心して滞在できるよう、市町村や企業・団体等と連携しながら、見舞金の支給や県営住宅の提供、翻訳機器の貸与、食料品や衣料品の無償提供など、各種の支援を行っている。

 

第3位 千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手に知事賞授与

4月10日に行われたプロ野球パシフィック・リーグ公式戦、千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズ戦において、千葉ロッテの佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合、日本プロ野球史上における連続奪三振の新記録(13者連続奪三振)や1試合当たり奪三振数の最多タイ記録(19奪三振)を達成したほか、翌試合でも好投し社会的に大きな話題となった。

これにより、スポーツ活動を通じ、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに千葉県の名を高めることに寄与したことから、「千葉県知事賞」の授与を決定し、11月20日、ZOZOマリンスタジアムにて熊谷知事より授与を行った。

 

第5位 「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」を策定

県では、県政全般に関する最上位の基本的かつ総合的な計画である「千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~」を、令和4年2月定例県議会での議決を経て令和4年3月28日に決定した。

本計画は、基本理念として、「~千葉の未来を切り開く~『まち』『海・緑』『ひと』がきらめく千葉の実現」を掲げ、県民の命とくらしを守るとともに、全ての県民が自身のライフスタイルを実現し、生きる価値、働く価値を感じられる「千葉の未来」の創造を目指しており、令和4年度から、本計画に基づき各施策を推進している。

 

第5位 北総鉄道 運賃値下げの実施

北総鉄道株式会社が10月1日に運賃値下げを行った。

通学定期運賃については、平均64.7 パーセント減という大幅な値下げが実現し、普通運賃についても、中距離帯を中心に最大100 円の値下げとなった。

これまで、多額の建設費用に伴う長期債務の償還や累積損失が会社の経営を圧迫していたが、令和4年度中の累積損失解消の見通しが立ったことにより、昨年11月に値下げが発表されていた。

同社が自主的に値下げをするのは初めてであり、物価高騰などの値上げのニュースが世間の大半を占める中での運賃値下げは、北総線沿線が注目されるきっかけともなった。

会社や県、沿線自治体等で構成される「北総線沿線地域活性化協議会」では、沿線の魅力を広くPRするためのラッピング電車「北総線沿線活性化トレイン」を8月31日から来年2月28日まで運行している。

 

第5位 物価高騰対策

生活者や事業者への支援を実施

エネルギーや食料品価格等の高騰により、県内経済に影響が生じていたことから、経済的に厳しい環境に置かれた生活者や価格高騰に直面する事業者をいち早く支援するとともに、将来的なエネルギーコストの抑制や温室効果ガスの削減など、脱炭素化に向けた取組に対する支援を行った。

生活者支援では、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、市町村と連携し第3子以降の学校給食費の無償化を全国に先駆けて実施することとした。また、消費喚起策として、対象キャッシュレス決済を使った場合に10パーセントのポイント還元を行うキャンペーンを11月に実施したほか、12月からは、認証店・確認店で使用可能なプレミアム付き食事券の販売を開始した。さらに、省エネ性能の高いエアコンなどの家電の購入者に1万円~3万円分のポイント等を付与する取組を行った。

事業者支援では、飼料・肥料代や資材価格などの高騰により、厳しい経営環境に置かれた農業者・漁業者等を支援したほか、物価高騰の影響を強く受け、かつ価格転嫁が難しい病院・有床診療所、入所系の社会福祉施設、地域公共交通・貨物運送事業者の支援を決定した。このほか、中小企業等が行う省エネルギーや再生可能エネルギーを促進する設備投資などに対する助成を行った。

 

第8位 日本製鉄によるシアン流出等の不適切事案の発生

6月に小糸川等で水の変色や魚のへい死が確認された。原因は、日本製鉄株式会社からのシアンを含む液体の漏えいであった。7月には設備の不具合により、東京湾へのシアンの流出が確認された。さらに、8月には、同社が行った過去の水質測定結果の不適切な取扱いについて報告があった。

県は、8月に文書による改善指示を行い、9月末の同社からの報告を受け、地元3市との合同ヒアリング等により、報告内容や対策の進捗状況を確認し、再発防止に向けた改善指導を継続的に行っている。

 

第9位 降雹により県北西部の梨を中心に甚大な被害が発生

多目的防災網の導入への助成や被害果実の販売応援などの支援を実施

6月3日の降雹により、県北西部の梨を中心に甚大な被害が発生した。

これを踏まえ、県では、被害を受けた農業者の方々の損失軽減や経営安定、今後の被害予防が図られるよう、農業災害対策資金による無利子融資、多目的防災網の導入、収入保険への加入促進、被害を受けた梨の販売に係る支援をパッケージとして進めた。

 

第9位 ROCK IN JAPAN FESTIVALが千葉県で初開催

これまで茨城県ひたちなか市で開催されていた国内最大の夏フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が8月に初めて本県の千葉市蘇我スポーツ公園で開催された。

千葉県内では、平成13年から「SUMMER SONIC」が開催されており、「国内三大フェス」と称される音楽イベントのうち、2つが千葉県で開催された。

県では、今年が県内初開催となる「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が県内の音楽文化の振興に寄与するものとなるよう、本県の若者が「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」にオープニングアクトとして出演できるオーディションやバックヤードツアーを主催者と協力して実施した。

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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