ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年9月13日

ページ番号:608745

知事定例記者会見(令和5年9月7日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和5年9月7日(木曜日)10時30分~10時57分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年9月7日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 山武合同庁舎の供用開始について
  2. 秋の全国交通安全運動の実施について

  3. 千葉港ポートセミナーの開催について

  4. 「ちばリトルベビーハンドブック」の配布開始について

  5. 東京湾アクアラインの交通状況について

山武合同庁舎の供用開始について

(知事)

皆様、こんにちは。

新しい山武合同庁舎の供用開始について、お話をいたします。

県では、地域の防災機能の強化を図るため、地域振興事務所を中心とした出先機関の合同庁舎化を進めており、このたび、山武地域に所在する3か所の庁舎を集約した新しい合同庁舎が完成し、10月23日から供用開始する運びとなりました。

新しい合同庁舎は、地域振興事務所、また県税事務所などの窓口機関を集約し、県民の利便性向上を図っているところです。

この庁舎は、地域の防災活動拠点としての機能が確保できるよう、複数の会議室を可動間仕切りとし、非常時には災害対策本部の支部として転用可能とするほか、72時間の連続運転が可能な非常用発電設備、非常用汚水槽などを設置しております。

また、環境対策の一環として、外壁や窓の断熱性能を高めるとともに、自然採光を生かした執務室の配置や、自然通風を生かし窓からの給排気を自動的に行う換気システムの採用など、環境負荷の低減に配慮しております。なお、内装の各所にはサンブスギを取り入れております。

このほか、ペーパーレス化やテレワークなどの多様な働き方をより一層進めていくために、効率的な業務運営に向けた執務室の在り方を検証するため、本年度取り組んでいるオフィス改革実証事業の一環として、地域振興事務所と教育事務所において、「グループアドレス」を導入いたします。

今後も、防災活動拠点の機能強化や地域の特性などを生かした合同庁舎の整備を進め、県民サービスのさらなる向上に努めてまいります。

秋の全国交通安全運動の実施について

(知事)

次に、「秋の全国交通安全運動」について、お話をいたします。

本年の交通事故の状況ですが、昨日までに、県内で76人の方がお亡くなりになっており、交通死亡事故が5日時点で全国ワースト5位という、非常に深刻な事態です。

また、これからの時期は日没時間が急激に早まり、夕暮れ時や夜間に、重大事故につながるおそれのある歩行中や自転車乗車中の交通事故が増加する心配があります。

そこで、本県では「反射材『ここにいるよ!』のメッセージ」をスローガンに、今月21日から30日まで「秋の全国交通安全運動」を実施いたします。

この運動を通じて、子どもや高齢者をはじめ、県民の皆様に交通ルールの遵守と、正しい交通マナーを実践していただきたいと思います。

今回の運動では、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶、自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底、この3点を重点に掲げ取り組んでまいります。

運動の実施に先立ち、今月19日に関係団体の方々にお集まりいただき、県警白バイ隊などが参加する「出動式」を行います。

また、26日には、千葉市生涯学習センターにて、反射材ファッションショー、交通安全教室、県警音楽隊によるコンサートなどを実施いたします。

このほかにも、県内各地で交通安全キャンペーンを実施いたしますので、御都合が合えば、ぜひ御参加ください。

県では、横断歩道上における歩行者等の保護強化を目的に「ゼブラ・ストップ活動」を実施しています。

また、自転車ヘルメット着用については、道路交通法の改正により4月1日から努力義務となりました。

御自身の命を守るため、着用に努めるとともに、子どもの交通事故を防ぐため、ぜひこの機会に御家庭でも交通ルールについて話し合う時間をつくってください。

最後に、飲酒運転は、絶対にしてはいけませんし、周りの人にさせてもいけません。大変危険な行為で、取り返しのつかない結果を招きかねないもので、一日も早く根絶できるよう、社会全体で取り組んでいく必要があります。

今後とも、県では飲酒運転根絶に関する啓発広報など、必要な対策を実施してまいりますので、力を合わせて、安心して暮らせる「交通安全県ちば」を実現いたしましょう。

千葉港ポートセミナーの開催について

(知事)

次に、「千葉港ポートセミナー」の開催について、お話をいたします。

千葉港は、市川市から袖ケ浦市までの6市にまたがる日本で一番大きな港で、全国屈指の貨物取扱量を誇り、我が国を代表する海上輸送拠点です。

近年は圏央道などの道路ネットワークの整備によりアクセスが向上し、物流拠点としてのポテンシャルが高まっています。

また、県では現在、埠頭の再編として、千葉中央埠頭コンテナターミナルをはじめとする港湾機能の強化など、さらなる利便性の向上に努めているところです。

このような千葉港の魅力を関係企業の皆様にアピールするため、10月26日に、東京都内の「TKP新橋カンファレンスセンター」で、「千葉港ポートセミナー」を開催いたします。

セミナーでは、既に千葉港を利用いただいている企業、有識者、県によるプレゼンテーションを予定しております。セミナーの後には、参加者同士の商談につながるよう、交流会も開催いたします。

千葉港は物流拠点として、本県経済の活性化に大きく寄与しています。セミナー当日は、私からも直接、参加者の皆様方に千葉港の魅力をお伝えしたいと思います。

このセミナーを通じて、より多くの皆様に千葉港の魅力とポテンシャルを知っていただき、利用促進につなげていきたいと思います。

「ちばリトルベビーハンドブック」の配布開始について

(知事)

次に、「ちばリトルベビーハンドブック」の配布開始についてお話をいたします。

概ね1,500g未満で出生したお子さんとその御家族には、従来の母子健康手帳では対応し切れない、そういう状況がございました。

そこで県では、早く生まれた赤ちゃんとその御家族をサポートするため、当事者団体やNICUの看護師等の専門家、市町村の保健師等様々な立場の方々の御協力をいただき、「ちばリトルベビーハンドブック」を作成いたしました。

「ちばリトルベビーハンドブック」は、低体重で出生したお子さんが生まれたときから身長・体重を記録でき、頭を一瞬持ち上げるなどの発達の状況を、その子の成長に合わせて保護者の方が記載しやすいようにした冊子です。

思いがけない突然の出産となった御家族が抱える不安を少しでも解消できるよう、先輩ママ、助産師や看護師等からのメッセージやアドバイス、必要となる支援情報を掲載いたしました。

また、赤ちゃんやその家族が親しみを持って冊子を活用できるよう、「チーバくん」をデザインした坂崎千春さんの御協力により、絵本のような冊子に仕上がりました。

今後も、お子さんの健やかな成長を応援するとともに、子育て世帯が安心して子どもを育てられるよう努めてまいります。

東京湾アクアラインの交通状況について

(知事)

最後に、東京湾アクアラインの交通状況について、お知らせをいたします。

東京湾アクアラインでは、7月22日から、土日・祝日の木更津から川崎方面へ向かう上り線において、特定の時間帯の割引料金を変動させるETC時間帯別料金の社会実験を開始いたしました。

このたび、開始後1か月が経過いたしましたので、これまでの交通状況をお知らせいたします。

主なポイントとして、時間帯別の交通量は、土日ともに13時から20時の交通量が減少しており、前後の時間帯に分散している傾向が見られます。

昨年と比べ、一日当たりの交通量は増加傾向となる一方で、木更津JCTから川崎浮島JCTまでの渋滞時の所要時間は短縮しています。

また、渋滞の影響による最大損失時間については半減していることがわかりました。

さらに、木更津金田IC周辺の一般道においても渋滞が緩和し、国道409号や市道を走行する車両の速度の低下が改善しています。

今回の内容は、実験開始後、1か月間の結果をまとめたものになっていますが、今後も、交通データを収集するとともに、位置情報データなども活用しながら、観光客等の行動にどのような変化があったのかなど、効果の分析・評価に努めていきます。

また、今回、袖ケ浦市観光協会では、今回の社会実験に合わせて、市内の各店舗と連携し、滞在時間の延長に向けたキャンペーンを実施していると聞いています。

このような取り組みをさらに広げ、より多くの方々が千葉県にお越しになり、そして長く滞在していただくことを期待しております。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

アクアラインの変動料金について伺います。1か月の数字を見ると、時間帯によって分散している傾向が見られるということですが、この効果が渋滞緩和に向けて十分なものか、知事として見込んだ十分な効果と受け止めているのか、この辺をお聞かせください。

(知事)

はい。まず、我々が今回この社会実験を開始するに当たっては、アクアラインを活用して千葉県に来る方々を減らすのではなくて、むしろ増やしていく、それから渋滞で時間を損失する機会をとにかく減らしていく、そしてできれば県内でより長く滞在をしていただく、こういうことを目的に行ったわけでありますけれども、そういう意味では、先ほど申し上げたとおり、通行量は増加をしている一方で、損失時間は減少しているという意味では、渋滞の緩和に一定の効果はあったと考えています。

いずれにしても1か月間のまだ短期的なデータになりますので、この後のデータをまだしっかり見極めていくということと、それから位置情報を使って、より県内の移動の状況も深く分析をした上で、総合的な評価をしていく必要があるかと思います。

いずれにしても、料金の変動幅をそんなに大きく取っていない中で、まず1か月間の短期間ではありますが、それなりにポジティブな結果が出たということは、前向きに評価してよいのではないかと思っています。

(記者)

ありがとうございます。話題が少し変わって大阪万博について伺います。パビリオンや工事の遅れというのが指摘されていますけれども、先般、熊谷知事も機運醸成に向けて吉村知事と会見をされていました。千葉県にとってのこの万博の改めての位置づけと、工事のこれらの現状についてのお考えをお聞かせください。

(知事)

はい。まず、私たち東京オリンピック・パラリンピックを開催するに当たっては、全国の様々な都道府県にも機運醸成等で御協力をいただいた関係もありますので、そういった意味では大阪で行われる万博についても、我々も様々な形で機運の醸成に一役買いたいという思いはあります。

もう一つは、万博が命を中心に様々なテーマ設定をしておりますので、我々千葉県の中で、こうした万博のテーマに関連する取組を我々自身が加速化させていくことで、我々も千葉県の中で何か社会全体としてアップデートする、進化できるようなことがあれば、これは我々も大阪万博をいい意味で活用させていただきたいと思っています。

一方で、先ほどお話があったとおり、様々大阪万博の開催に当たって課題があるというのは我々も承知をしていますので、大阪、関西の経済圏や政府を挙げて、そうした課題解決に当たっていただいて、無事万博が成功裏に開催されることを私たちは期待をしたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

お願いします。まず、「ちばリトルベビーハンドブック」のことを伺わせてください。極低出生体重児向けの成長が記録でできる手帳が必要とされている理由を伺いたいのと、母子手帳との違いやハンドブックの特徴や良さをもう一度教えていただけますでしょうか。

(知事)

やっぱり低体重で生まれてきた中で、既存の母子健康手帳では、どうしても標準の成長の下で生まれてきた子どもを対象にしていますので、例えば首が座る時期ですとか、様々なものが目安として書かれていても、自分の子どもとの違いで、どうしてもネガティブに考えてしまう、そういう傾向もありますし、また、その子に応じた成長のサポートがなかなか難しいという側面がありました。

今回、我々は作成に当たって、そうした当事者の方々からの御要望もいただいた上で、関係の方々の協力をいただいて検討会を立ち上げて、そこで様々な議論、また意見、助言を受けて、冊子を作成してつくり上げたというところがあります。

特徴としては、とにかくまず御家族の不安が軽減できるように、たくさんのオリジナルメッセージ、当事者の方であったり、助産師、保健師さんの方々の非常に温かいメッセージがありますので、そうした部分で心的にも励ますことができると思っています。

また、記載内容は先ほど申し上げたとおり、様々な工夫を凝らしておりますので、支援情報へアクセスしやすくしたことも含めて、そうした当事者の保護者の方々に、いい形で育児に向き合っていただける一助になるのではないかと考えています。

(記者)

ありがとうございます。小さな体の赤ちゃんを産んだ保護者の不安を和らげるためのハンドブックですけれども、今おっしゃっていただいたのですが、どのように活用してほしいかということと、そういう赤ちゃんのいる家庭に、今後県としてこのハンドブック以外にどのような支援や子育てしやすい環境を整えていきたいと考えていらっしゃるか、お伺いします。

(知事)

この「ちばリトルベビーハンドブック」を活用していただいて、それぞれの子どもは、それぞれ貴重な千葉県で生まれてきた命でありますので、その命と向き合って、ポジティブに子育て、育児に向き合っていただければと思っています。また、相談窓口やその他支援情報を「リトルベビーハンドブック」の中でも記載をしていますので、そうした相談窓口や、もしくは様々な支援の機関につなげていくことで、それぞれのお子さんに応じたきめ細かな、切れ目のない支援を私たちは提供していきたいと考えています。ぜひ、まずはお手に取っていただければと思っています。

(記者)

ありがとうございます。私からもう2点お願いしたいのですが、先日、知事はワーケーションを実施されたと思うのですが、多様な働き方の一つに挙げられているワーケーションですけれども、県は現在個人だけでなく企業の研修型、合宿型のワーケーションの誘致にも力を入れていると思うのですが、企業側にとってワーケーションが有意義な面と、地域としてもワーケーションをすると交流が生まれたり地域活性化につながると思うのですが、地域側のメリット、ワーケーションのメリットはいろいろあると思うのですが、そこをお伺いします。

(知事)

ありがとうございます。研修等で使っていただくことで、やはり自然豊かな環境で普段できないような体験がそこに組み合わさることで、チームビルディングの非常にやりやすい環境がありますので、そういった意味では、一つ研修に加えてチーム力を高めていく、そういうところにこのワーケーションを活用していただければと思っています。そこは僕らも積極的に発信をしていきたいなと思います。

それから、地域にとっても交流人口が増えていく、また、場合によってはそこで縁ができたきっかけで、そうした方々の二拠点居住であったり、さらなる定住につながっていくということも実際に起きておりますので、できる限り都会と地方の交流の機会を増やしていくということが何より大事だと思っていますので、ワーケーションなども含めて千葉県らしく取組を加速化させていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。最後にデジ田の関係で伺いたいのですけれども、国の概算要求が締め切られて、今、防衛費とか社会保障費を含めて概算要求の膨張が取り上げられているところですけれども、伺いたいのは地方自治体の関心が高いデジ田のことです。

デジ田の概算要求額は1,200億円で、これまでの水準を確保してデジタル化の底上げを目指すという考えなのだと思うのですけれども、ガバクラなども始まるのでどんどん地域DXが進んでいくと思うのですが、岸田政権にとっての最初の目玉だったデジ田を知事はどう評価されているのかということ、それプラス、デジ田の良さ、先進的な取組とか優良事例を横展開するということだと思うのですけれども、ノウハウを提供する自治体側にとっては、ちょっとインセンティブが欲しいというところもあったりしますけれども、そこも含めて評価を伺ってもよろしいでしょうか。お願いします。

(知事)

そうですね、少なくとも、デジタルを活用してそれぞれの地方の改善を促していくという取組に関しては、かなり組織的に行われていると思っています。デジ田の交付金に関しても、今まで本当に先駆的な取組にお金をつけても、なかなか横展開されないケースも多かったので、そういう意味では、デジ田の取組は既存の取組を横展開することにも一定の支援が受けられるという意味では、なかなか先駆的な自治体ばっかりではありませんので、例えば千葉県の54市町村それぞれが「これだったらうちでもできるな」という取組が対象になり得るので、そういった意味では、基本的な方向性としては私は評価をしているつもりです。

まだまだ道半ばの部分があると思いますので、我々も市町村の皆さんの意見を代弁しながら、国に、より使いやすい、そして地方、県内市町村が実践しやすいように、補助金体系であったり制度設計になるように、我々もしっかり伝えていきたいと思っています。

(記者)

インセンティブが欲しいというところは。

(知事)

具体的にどんなインセンティブという話が出ていますか。

(記者)

一番はお金だと思いますけれども、ノウハウを提供するだけではなくて。

(知事)

まあそうですね。この補助金のところは結構難しくて、私はまず一つは、補助金がなければでき得ない、もしくは続けられないような事業って、補助金が切れたら本当になくなってしまうのもたくさん見てきているので、入り口部分の補助金ももちろん大事なのですけれども、長く続けられるためにどうかという視点も併せて大事にしていかなければいけないのではないかとは思いますけれども、僕らもそこは気持ちとしてはよく分かります。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いいたします。まず最初に、先日、新県立図書館の方針についていろいろ発表されたところだと思うのですが、それについて、防災力を高めるとか、いろんなことが記載してあったと思いますが、改めて新県立図書館ならではの全国的に見た特徴と、もう一つ、期待することなどをお伺いしたいです。

(知事)

基本的に、集約して新たにつくる、この時代にできる図書館でありますので、電子情報も含めて、広く我々千葉県のそれぞれの地域であったり、人に眠っている文化であったり、様々な地域情報、資源を集約して、知の創造と循環が行われる、まさに千葉県の知の拠点としての機能が、今の時代にもこれからの時代にも通用する形で発揮されることを私たちは期待をしています。

それから、青葉の森にできますので、そういった意味では、自然豊かな環境の中で、その景観を楽しみながら利用できる施設、また、中央博物館もありますので、中央博物館との連携を深めていく様々な可能性があると考えています。

(記者)

ありがとうございます。あともう一つ、多様性尊重条例のところについて、県の施策ですとか、事業者さんにどのような変化みたいなところを期待しているか、お伺いしたいです。

(知事)

はい。企業の皆さん方は、ダイバーシティ経営というのは、かなりやらなければいけない、やっていくべき項目として意識はされていると思うのですけれども、中小企業も含めて、まだまだこれからというところもあると思っています。

我々県として、こうした様々な立場の人たちが認められ、そして活躍していくバックグラウンド、土壌をつくっていくことが、千葉県であったり、それぞれの地域、企業の発展につながっていくという理念をしっかりとここで浸透させていくことで、県庁全体の施策もその視点に合わせて発展させていきたいと思っていますし、企業の中でもそうした取組が県内に広がっていくように、我々としては理解促進に取り組んでいきたいと、そういうふうに考えています。

(記者)

ありがとうございます。最後に、県内観光客数が先日発表されて、コロナ禍前にはまだ水準が戻ってきていないというところだと思いますが、県として何か施策を打つですとか、どう受け止めているかというところをお伺いしたいです。

(知事)

令和4年は、どうしてもまだ行動制限とか様々な要因がありましたので、令和元年比で比べれば7割程度になっていますけれども、今は、とく旅キャンペーンもそうですし、5類移行を受けて様々な支援策、例えば今年の6月の我々千葉県の宿泊者数、95%まで回復しておりますし、施設によってはコロナ前以上に増えているところもあります。

我々としては、しっかりこうした観光産業の回復を確実なものにしていきたいと思っていますので、今月から、発表させていただいたとおり、県内周遊のフリー切符も発売されましたし、デジタルポイントラリーも行っています。しっかり海外への積極的なPRも行って、インバウンド需要の取組、拡大も図りたいと考えています。

 今回9月の補正予算でも、外国人の方々が投稿される口コミサイト、こちらで我々の観光情報の発信を高めるために取組も行っていきますし、あとはビッグデータの分析なども行っていきます。

一方で大事なのは、人数もそうですけれども、単価も含めた、全体の千葉県としての観光産業としての落ちるお金というのを最大化する、価値を高めていくということも大事だと思うので、一概に人数だけを追い求めることがないように、我々としてもしっかり観光事業者とともに意識していきたいなと思っています。

(記者)

結構、観光事業者のところで人手不足のようなことが足かせとなっているところもあると思いますけれども、それについて考えていることですとか。

(知事)

そうですね、宿泊事業者の方々を中心に観光産業の人手不足について、業界側と連携してどのようなことができるのかということについて、我々も今、勉強、研究を行っているところでありますので、この部分はしっかりと我々としてもできることは行っていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。あさってで令和元年の台風が千葉県に上陸してから4年がたつということで、台風では、南房総という地方から千葉市といった都市の部分まで大きな被害があったかと思うのですけれども、地方と都市で災害を教訓にどういった防災対策が進んでいるか、その現状を伺えますでしょうか。

(知事)

はい。ありがとうございます。我々もこの9月になると、いつも令和元年房総半島台風をはじめとする一連の災害に対する教訓に向き合う、そういう節目になるわけですけれども、この4年間、我々は災害を教訓にして、例えば危機管理体制も大幅に見直しをしてきましたし、市町村と連携してリエゾン職員を派遣したり、地域振興事務所に地域防災課を新設したりという形で、地域と連携して危機管理体制を敷く、そういう部分の体制は整ってきていると思っています。

あとは、民間事業者とこの間様々な協定も締結をして、官民併せて総力を使ってそうした災害の復旧・復興に取り組む、そういう部分は加速化したかなと思います。東電さんもかなり停電対策について、千葉県から率先して投資、対策をしていただきましたので、そういったところも大きいと思っています。

あとは、河川であったり様々な防災インフラ整備、これは我々はかなり集中的に行ってきて、それなりの成果も出ていますけれども、これは永遠に終わるところはありませんので、しっかりと着実に防災インフラ整備については積上げをしていきたいなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。台風の関連で、台風13号が今接近していますけれども、そのことに関して、県民に注意喚起などがあればお願いします。

(知事)

台風の規模が大きくないわけですけれども、特に大雨に注意が必要だと思っています。これから台風のシーズンにも入っていきますので、ぜひ改めて大雨や台風を含めた各種災害への備えを確認していただきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 山武合同庁舎の供用開始について
    総務部資産経営課【電話】043-223-2764

  • 秋の全国交通安全運動の実施について
    環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2263

  • 千葉港ポートセミナーの開催について
    県土整備部港湾課【電話】043-223-3835

  • 「ちばリトルベビーハンドブック」の配布開始について
    健康福祉部児童家庭課【電話】043-223-2332

  • 東京湾アクアラインの交通状況について
    県土整備部道路計画課【電話】043-223-3298

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?