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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:427698

知事臨時記者会見(令和3年3月24日)概要

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日時

令和3年3月24日(水曜日)19時30分~19時49分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和3年3月24日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. リバウンド防止期間における一都三県共同取組について

リバウンド防止期間における一都三県共同取組について

(知事)

先ほど今後の取組方針について1都3県で協議した上で、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しましたので、その結果について御報告を申し上げます。

本県の直近7日間の新規感染者数は、本日時点で平均すると約102名となり、前週と比較すると1.02となります。医療提供体制については、病床稼働率は昨日時点で33.4%となっております。県民、事業者の皆様の大変な御協力により、緊急事態宣言が解除され、新規感染者数も千葉県の場合は2桁となる日が昨日までに4日連続となっております。しかし、医療提供体制はまだ余裕なんていういうことにはなりません。非常に厳しい状況が続いているということは認識していただきたいと、そのように思っております。そのためには、今後も1都3県で連携しながら、引き続き感染再拡大防止に取り組んでいくことが必要であると、そのように思います。

対策本部会議で決定した事項について、主なものを申し上げます。

4月1日以降4月21日まで、現在の対策を継続いたします。昼夜を問わない不要不急の外出自粛については、引き続き徹底をお願いいたします。飲食店等に対する営業時間の短縮は、引き続き21時までとします。酒類の提供の時間も20時までとしますので、どうぞ御協力をお願いいたします。なお、協力金については、1日当たり4万円を支給することとしております。支給に必要な予算については、高齢者施設等の職員へのPCR検査の実施費用と併せて補正予算を編成し、本日、専決処分を行いました。

今回の緊急事態宣言期間中、新規感染者数は減少いたしましたが、ひとたびリバウンドが起きれば感染が一気に広がってしまう可能性もあります。今日も宮城県のほうは、そういう意味で大きなリバウンドがあったとも聞いております。私たちは、何しろリバウンドを起こさない行動をしっかりととらないと、大変なことになってしまう。そのように思っています。そういうことから、歓送迎会などは控えて、花見は宴会なしで、花見の後のホームパーティーなども同様にお控えください。

飲食は、換気がよくアクリル板がある店で、家族か少人数で短時間、飲食上も会話するときはマスクの着用をお願いいたします。事業者の皆様には、リバウンドを防ぐための行動をお願いいたします。

改めて私たちの一人ひとりの行動がリバウンドを防ぐか否かにつながるということを、改めて皆さん一緒に考えていこうではありませんか。以上でございます。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。今、リバウンドへの注意のお話がありました。現在の感染状況から見て、リバウンドのおそれというのは、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。

(知事)

宮城県は「Go Toイート」ではないかと言われておりますけれども、千葉県においても、今日は東京は400を超えていますから、やっぱり東京が収まらない限り3県が収まることはないと思うんですね。ですから、このリバウンド、言うなれば解除宣言が終わって、宴会は解禁だなんておっしゃる人もいますけれども、とんでもないです。宴会は解禁ではありません。要するに一人ひとりの行動がリバウンドを抑えるんだと、そういう気持ちを強く持った行動をお願いしたいと、そのように思っているところでございます。

(記者)

ありがとうございます。あと、今回の期間で4月21日までということで、その後の対応については、森田知事の任期の後の判断ということになりますが、千葉県として今後の取組の判断をする上で、次の知事に注文なり申し送りたいことがあればお願いします。

(知事)

特にはございませんが、今、私たちが一生懸命取り組んでいるところをしっかり見ていただきたい。いずれにいたしましても、コロナを何としても収束させるために頑張っていただきたいと、そのように思っています。

(記者)

お願いします。結局、4月以降も緩和が進むわけでなくて、21日まで継続となったのですけれども、そのことについてどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)

これね、一時収束したかと思うとまた急に上がってきたり、また収束したかと思うとまた上がってきたりとか、全く予測ができないというのが事実でございます。ですから、これは私たちもそういうことをも考えながら手を打っていかなければならない。今回、約1か月、その期間を持ったというのも、人の流れ、それから今までの状況を勘案しつつ、1都3県が決めたところでございます。これたりとて、じゃあ1か月でいいのかと言われても、非常に難しいですよ。記者さんもそうでしょう、どうだと言われてもね。かといって全く収束はあり得ないといったこともないと思うんです。ですから、それは臨機応変に状況を考えながら、私は柔軟に考えることが必要だと、そのように思っております。

(記者)

知事は4月11日というのが望ましいという見解を示されていたと思うのですけれども、今日の会議では、21日で賛同されました。その理由をお聞かせください。

(知事)

4月11日というのは、そうであってほしいなという部分もあるし、そこまで何とかしなきゃいけないなという部分もあることは事実でございます。しかし、先ほど言ったように、東京を主にしてその辺の感染状況等、人の流れ等、やっぱり日に日に見ていかないと非常に難しいところがあって、1都2県において、そのようにすべきだという話もありましたし、私もそうだなと。今の状況を見ると、やっぱり1か月というのは必要ではないかなと。しかし、これは前倒しということがあってもしかるべきだと、そのように柔軟に考えていくべきだと思っております。

(記者)

ありがとうございます。今日で多分1都3県の協議は最後だったかもしれないのですけれども、今後の1都3県の協議にどういう期待というか、建設的な協議を期待したいと思いますか。

(知事)

1都3県、本当に一つに固まろうとして一生懸命やっております。今まで私なんかも皆さんと意見を交換しながら。でも、私は1都3県といっても、みんな地域差もあるし、いろいろな条件等もあるので、まとまるものはまとめて結構だけれども、まとまらないものまで無理にまとめようとすると、そこにいろいろな問題が出てくるので、その辺は十分に注意しながらやっていただきたいなと、そのように思います。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

よろしくお願いします。緊急事態宣言の解除から数日たちまして、森田知事がご覧になっていて、数字もそうなのですけれども、末端感覚としてまちなかの人出であったり、そういう意味での気の緩みについては、どのようにご覧になっていますでしょうか。

(知事)

外に出るな、何をするなと、これはどんどん言えるんでございます。でもね、私たち生活しているわけですから、その中でこういうことだけは皆さん考えてくれよと。例えば花見、そりゃ誰だって見たいですよ。ああ、いいな、心が安らぎますよ。でも、それもただ人が集まるから行くなではなくて、その花見を見るときに、例えばウォーキングでさっと通ってこうやって見るとか、散歩をしながら見るとか。ただ駄目なのは、そこでお店開いて宴会やっちゃ駄目よと、これは守ってよと、そういうようなことを私は強く思うところでございます。ただ駄目だ駄目だじゃなくて、どういうところだったらどうなんだろうということも、私は言っていかなければ支持が得られないんじゃないかなと、そのようにも感じております。

(記者)

もう一点、4月21日まで制限をかけるということですけれども、これは県内全域にということでまず走り出すと思うのですが、県内で地域差をつけずに一斉にやることの狙い、理由というのは何でしょうか。

(知事)

取りあえず、1都3県で一応県内全域でやろうと。私は、千葉県の場合広いですから、状況によりますけれども、それによっては地域ごとに考えてもいいと思うんです。でも、取りあえずはまず全県でやると。それから、状況に応じて地域的な区分けはあったほうがいいのではないかなと、そのように感じております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。今日、1都3県の共同取組の中で、21日を基本に感染状況を踏まえ適切に運用を判断されるということが決まったということですけれども、その運用を判断するというのは、1都3県で考えていくということなのでしょうか。それとも、県や地域ごとに考えていくという考え方なのでしょうか。

(知事)

要するに、運用を判断するということは、先ほど言いましたように、1都と3県、また県同士でも地域的なこともありますし、また感染状況等もあります。ですから、その中で、私はいつも言うんですけれども、まとまるところはまとめてやると。そして、どうしてもまとまらないところは、そのときに、じゃあどうやったらいいだろうと。例えばその部分は1都3県の共同提案から外そうじゃないかと、そういうことも私はあってもいいと思います。その辺は柔軟という言葉の中に含まれていると思います。

(記者)

分かりました。それから、21日までの宣言の際には、知事は解除の一つの目安として、2桁の日が続くとか、できれば50人というような指標を示されていました。4月21日までの今の条件をもし前倒しする場合には、どのような状況を満たしたら前倒しできると考えられますか。

(知事)

私はいつも言っているように、今は実は2桁が続いているんですよ。だから少しはいい感じが出てきたんでございますが、4月に入ってもちろんこの2桁が当たり前のようになってきて、できたら50ぐらいに近づいていった段階が、私は良い時ではないかなと。また、その頃になるとワクチンも相当浸透してくるのかなと、そのような期待もしているところでございます。

(記者)

基本的な考え方は変わらないということですね。

(知事)

そうです。

(記者)

分かりました。終わる頃には森田知事も任期が終わっているわけですけれども、4月以降にそういった指標をどういう立場から見たい、応援したいと考えていますか。

(知事)

それはもう新しい方がいろいろお考えになるんですけれども、今現段階においての私の考えを述べただけでございます。もちろん、そういう目でいろいろと見てまいりたいとは思っております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。宣言再延長のときに、ちょっとうまくいかなかった4都県の連携というのが、今回再び共同で歩調を合わせるということになってきたと思うのです。その背景についてお伺いしたいのですけれども。

(知事)

黒岩さんと小池さんもいろんなことがあったり、国も絡んでいろいろありました。でも、今は言えないことが正直言ってあります。かえってごちゃごちゃしたらいけませんので。でもね、やっぱり雨降って地固まるじゃありませんが、1都3県といったっていろんな状況もあるわけですから、その中で、言った言わないとか、話の食い違いがあったとしても。何しろ、ワンボイス、ワンボイスと今まで言っていたのは、そうではないのではないかと。みんなそれぞれ地域差ということとか、そういうことも考える、柔軟性を持とうじゃないかというほうに向いたということは、私はよかったのではないかと思っています。

(記者)

ありがとうございます。それから、前の質問と重なるかもしれないのですが、県民にとっても、解除後も以前と変わらぬような状態が長く続いてしまうのかなと思うのです。あと1か月弱の時間というのはやはり必要になってくるのでしょうか。

(知事)

そうですよね。本当に県民の皆様、事業者の皆様、医療の皆様には大変御負担をおかけしているところでございますが、もうここまで私たちみんな頑張ってきたんだから、ここを何とか封じ込めたいという気持ちはみんな同じだと思うんです。ですから、先ほど言ったように、ただこれは駄目なんだ、駄目なんだではなく、例えばさっきの花見の話もありましたよね。花見はこうだああだと言うのではなくて、その中でどうやったら自分としても感染拡大につながらないような行動ができるのか、そういういろんなことを考えてもらいたいなと、そのように思います。

私はこの間もちょっと言ったんですけれども、カラオケ店でクラスターが発生することもあります。じゃあ、歌をやめろというのか。やっぱり歌というのはいいですよ。自分も発散できるし和みます。だったら、人に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいか。風呂で歌えというんですよ。お風呂の中で一人で歌うと声も湿っていい声に聞こえます。そして、皆さんに迷惑もかけません。だからそういう楽しみ方を自分も考えて、少しでも危険性がないようにやっていくと、ゼロではありませんが、ちょっと楽になります。そうやってみんなで頑張っていきたいなと、そのように思っております。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

お願いします。県民の方に我慢を引き続き強いる、お願いする形になるのですが、その一方で19日に大きなイベントの1万人以内というものが解除されるわけなのですが、22日まで飲食のほうの時短要請をする一方で、1万人以上の大きなイベントを解除するというのは、これは国との関連でもあると思いますが、大丈夫なのでしょうか。

(知事)

まあ、いろんな知見をもって国はお考えになっているんでしょうけれども、こういうような状態ですから、100%こっちが正しい、正しくないとは言いづらいですが、お国のほうは経済をも考えていると思います。でも、これがもしマイナスのほうに強く働くようであるなら、県としても考えなければならないと、そのように思っています。

(記者)

この話に関連するのですけれども、一部ではこれはオリンピック対策ではないかと、うがった見方でちょっとあるのですが、知事はどうお考えですか。オリンピックの開催に向けた。

(知事)

まあ、こういう話というのはいろんな御意見があるものでございます。でも、オリンピック・パラリンピック、ここまで来ているんですから、確実にやってもらいたいと思うのが多くの国民の皆様の思うところじゃありませんか。

(記者)

ありがとうございます。

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