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更新日:令和6(2024)年2月19日

ページ番号:6124

(いすみ市)杉戸絵「老梅と鷹図」

内容

  • 住所:いすみ市荻原2136(行元寺旧書院内)所有:行元寺

杉戸絵「老梅と鷹図」付獅子図の写真

縦167センチ、横137センチの2枚からなる杉戸に描いたものである。白鷹が老梅の枝に羽根を休め、頭を右にむけて鋭い眼光を見せている。右足の爪は、力強く枝をつかみ、精惇で威厳に満ちた姿態である。

梅の木や椿、岩など力強い線描で狩野派の特色がよく出ている。黒ずんだ緑青の老樹や岩石に対し、赤い椿の花に鷹だけが白く浮き出ていて、一点のむだがない構図となっている。

裏面の獅子図の筆者も同一人と思われ、左右一対の獅子が水墨で書かれ、特に左の獅子は生き生きと描写され、狩野派の特色がでた、江戸時代の豪快な作である。

筆者は五楽院等随で三世堤等琳に学び、雪舟の後代を唱え、古河城土井侯の御抱え絵師である。

出典・問い合わせ先

  • 出典:「夷隅町の文化財(改訂版)」
  • 問い合わせ先:いすみ市外部サイトへのリンク(旧夷隅町)

 

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課文化振興班

電話番号:043-223-2406

ファックス番号:043-224-2851

※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。

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