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更新日:令和6(2024)年2月19日

ページ番号:6097

(いすみ市)紙本 極彩色軸装 梨花鳥図

内容

  • 市指定・絵画(平成4年11月12日指定)
  • 住所:いすみ市郷土資料館(所有:いすみ市)

紙本極彩色軸装梨花鳥図一幅の写真

画面は縦51センチ、横33センチで、安土桃山時代に制作されたものと思われる。

画面構成は、中央右の二羽の雛鳥のいる梨の老木が中心であって、上部の梨の花から左手の小鳥、左下の世へと移り、右下の岩石で画面を締めている。

岩石の斧劈皴、笹の鋭い線描は素晴らしく、初期狩野派の特徴を表現している。特に梨の花の描写は優秀である。

作者と伝えられる狩野松栄直信(1519から592)は、狩野元信の次男らしく、兄の祐雪宗信が早くに亡くなっているので、家を嗣いで法眼の官職についている。元信、永徳の名前が有名で、その陰にかくれてしまったようであるが、京都の号院に伝わる水墨障屏画をみると、筆の使い方が鋭く画面の構想が雄大であって、永徳に多くの影響を与えているらしく、大家であったことがわかる。

出典・問い合わせ先

  • 出典:「夷隅町の文化財(改訂版)」
  • 問い合わせ先:いすみ市外部サイトへのリンク(旧夷隅町)

 

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課文化振興班

電話番号:043-223-2406

ファックス番号:043-224-2851

※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。

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