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更新日:令和7(2025)年8月25日

ページ番号:797230

令和7年度第1回香取海匝地域保健医療連携・地域医療構想調整会議の開催結果

開催年月日及び時間

令和7年8月7日(木曜日)午後1時30分から午後3時8分

開催方法

オンライン(Web会議システムZoomを利用)

内容

議事

  • 医療機関毎の具体的対応方針について
  • 病床機能再編支援制度について
  • 病床配分の方向性について
  • 地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業について

報告事項

  • 令和6年度病床機能報告の結果について
  • 地域医療介護総合確保基金による各種事業の実施状況について
  • 病床数適正化支援事業について
  • かかりつけ医機能報告制度について
  • 脳卒中連携ネットワークの進捗状況について
  • 次回調整会議の予定について

開催結果

開催結果(PDF:160.6KB)

出席者

委員23名出席(うち3名代理出席)

管内14医療機関出席

議事概要

  • 医療機関毎の具体的対応方針について
    資料1により医療整備課地域医療構想推進室から説明、特例適用による病床の設置について、香取心臓透析クリニック(仮称)から説明。意見・質問等なし。
  • 病床機能再編支援事業について
    資料2により医療整備課地域医療構想推進室から説明。本事業に要望のあった国保多古中央病院、国保匝瑳市民病院からそれぞれ説明。意見・質問等なし。
  • 病床配分の方向性について
    資料3により医療整備課地域医療構想推進室から説明。
    【質疑応答】
    [会長]
    地域医療構想アドバイザーの佐藤先生から、入院受療率が今後下がる見込みと考えた場合、必要病床数をどのように考えるかコメントをお願いしたい。
    [地域医療構想アドバイザー]
    必要病床数の見直しが検討される方向であると聞いている。その結果を見ないと何とも言えないが、これまでの必要病床数の推計と今後の必要病床数の推計に関して、所長からも話があったように受療率をどう考えるかポイントの一つになってくると言われている。
    これまで、受療率は変わらないという前提であったが、昨年度の私の報告でも述べたとおり、千葉県全体の入院の受療率の減少傾向が続いている。それは3つの大きな理由があって、医療技術の進歩、介護側の供給の拡張、国の政策の方向性である在院日数の削減になる。
    必要病床数も大事だが、これは目安としつつ、この地域の病院の在院日数がこれからどうなっていくかを少し見せておく必要があろうかと思う。特に高度・急性期はおそらく短くなってくるので、今ほどの病床数はいらないかもしれないが、慢性期でどこまで医療が見ていくのかという観点から議論すると、少し方向性が見えてくるのではないかと思う。数字合わせをするよりは、実態に即して先生方の意見を広く聞いて、調整されていくのがよろしいかと思う。
    [旭中央病院]
    結論としては、県の方向性はそのとおりで、私の認識とだいたい一致している。
    当院の状況として、全体的に患者数が減っている。2次医療圏の人口は、コロナ前から比較して7.2%減少しており、当院の外来患者数は8.6%の減少、入院患者数も4%減っている。当院はこの地域における疾患占有率6割強を占めているので、この地域の患者の全体的な流れを示せるのではないかと思う。
    救急については、全体の受診者数は5.4%の減少、救急から入院する患者数は1%の減となっている。しかしながら、救急車の搬送件数は約20%増えているという状況にある。したがって、救急車の搬送件数にはいろんな要因があると思うが、これを除いて、患者数が減っている状況にある。
    今回示されている基準病床数がまだ足りないのではないかということについてはあまり合点がいかない。基準病床数の算出式には分母に病床稼働率が入っている。この2年間、周りの公立病院から提供いただいたデータをみると、急性期の病床利用率が日本の標準に比べると少ないために、計算上、この2次医療圏は急性期が足りない地域になっているのではないかと思う。算出式そのものの見直しが必要ではないかと思う。病院団体では、基準病床数は撤廃した方がいいのではないかという意見が出ているようだ。
    全体として、患者数、医師数、看護師数、職員数の見通しとしてはこの通りだと思っている。
    [会長]
    香取海匝医療圏の意見として、今のご発言のとおりということで進めさせていただきたい。
  • 地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業について
    資料4-1により健康福祉政策課政策室から、資料4-2によりNTTドコモビジネス及び千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センターからそれぞれ説明。
    【質疑応答】
    [管内医療機関]
    一番気になっているのは救急になる。今、香取海匝で、宿直ではなく、夜勤の医師がいる病院が旭中央病院以外でどこがあるのかを知りたい。
    [千葉大学次世代医療構想センター]
    厚生労働省が実施している2年に1度の医師・歯科医師・薬剤師統計を分析しているが、現状では夜勤の医師の状況は把握していない。把握するには、今後実施する県の調査項目に加える等の必要があると思う。
    [健康福祉政策課]
    夜勤体制については、現時点では把握していないのが実情。
    [管内医療機関]
    旭中央病院がほとんどすべてになっている状況だと制限がかかってしまう。そこをいかに改善するかが、対策としては重要なのではないかと思う。全体の数ではない視点が今後の改善に役に立つのではないかと思って、発言した。
    [地域医療構想アドバイザー]
    県が実施している救急搬送実態調査というものがある。これには搬送した時間帯が書かれているので、どこの時間帯でどこからどのくらい受けているのか集計できる。ただ、データ分析事業でできることとしては、現状を数字に表して伝えるということで、それをどうしていくかはこういった会議の場や先生方の知見になる。旭中央病院が集中的に受けて、そこから翌日の日中に地域の病院に下り搬送として受けていただくのが、この地域の最適な解とするのか、夜間も分散して受けられるようにするべきだということであれば、それに向けてどうするかという議論になる。この事業では、現状を数字に表すことが役割だと思う。個々の病院の実態だけではなく、お互いの病院の実態をまとめて、地域単位で全体像が見えるようにするのが、この事業の特徴だと思う。分析項目に救急に関する事項が含まれているので、次回の会議に向けてデータや論点が整理されることを期待したい。

報告事項概要

  • 令和6年度病床機能報告の結果について
    資料5により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

  • 地域医療介護総合確保基金による各種事業の実施状況について
    資料6により健康福祉政策課政策室から説明。

  • 病床数適正化支援事業について
    資料7により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

  • かかりつけ医機能報告制度について
    資料8により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

  • 脳卒中連携ネットワークの進捗状況について
    資料9により海匝保健所から説明。

  • 次回調整会議の議題等について
    資料10により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

意見・質疑等なし。

配布資料

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部香取保健所総務企画課

電話番号:0478-52-9161

ファックス番号:0478-54-5407

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