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更新日:令和4(2022)年1月11日

ページ番号:4776

小児がん対策について

現状と課題

子ども・AYA世代のがんは、他の世代に比べて患者数が少なく、疾患構成も多様であり、医療従事者に診療や相談支援の経験が蓄積されにくくなっています。また、乳幼児期から思春期・若年成人世代まで、幅広いライフステージで発症し、晩期合併症のため、治療後も長期にわたりフォローアップを要すること、年代によって、就学、就労、友人関係、恋愛、結婚、妊娠等の個々の状況が異なり、ライフステージによって多様なニーズが存在することから、成人のがんとは異なる対策が求められています。

県は、これまで様々な取り組みにより、小児がん支援を実施してきました。

千葉県小児がん診療医療機関実態調査により、県内の小児がん診療が可能な医療機関を把握し、面会時間や学習面のサポート状況といった環境・療養生活等の情報をまとめ、情報の一元化を行いました。また、調査結果を活用し、診断直後の不安を軽減することを目的とした、小児がん患者・家族向け情報冊子『安心して闘病生活を送るために』を作成、医療機関等に配付しました。

患者・家族を対象とした実態調査からは、同じ仲間による支援(ピア・サポート)が闘病中の患者・家族の大きな支えとなることがわかり、小児がん経験者や家族を対象に小児がんピア・サポーター研修会を実施しました。

施策の方向

子ども・AYA世代のがんについて理解を図るために、医療機関や相談体制、教育支援等の情報収集を進め、「千葉県がん情報ちばがんなび」や千葉県ホームページに掲載し周知に努めます。

取組状況

  • 講演会・交流会
  • 小児がん診療に関する医療機関実態調査
  • 小児がん患者・家族向け情報誌『安心して闘病生活を送るために』

小児・AYA世代がんの講演会・交流会

令和4年2月26日(土曜日)にオンラインにて講演会を開催します。詳細につきましては、「小児・AYA世代がんの講演会・交流会」ページからご確認ください。

小児がん診療に関する医療機関実態調査

小児がん患者さんとその御家族及び小児がん経験者の方が可能な限り慣れ親しんだ地域での治療や支援、長期フォローアップが受けられる環境の整備を検討していくため、県内の医療体制等を調査しました。また、医療体制の実態を正確に把握するための、継続的に調査を実施しています。

調査結果につきましては、「小児がん診療に関する医療機関実態調査」ページからご確認ください。

小児がん患者・家族向け情報誌『安心して闘病生活を送るために』

小児がんは診断後、長期にわたって日常生活や就学・就労に支障をきたすこともあり、患者の教育や自立、患者を支える家族に向けた長期的な支援や配慮が必要です。

小児がん患者とその家族が安心して、適切な医療や支援を受けられる環境整備の1つとして、情報誌を作成しました。

詳細につきましては、小児がん患者・家族向け情報誌「安心して闘病生活を送るために」ページからご確認ください。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康づくり支援課がん対策班

電話番号:043-223-2686

ファックス番号:043-225-0322

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