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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年12月28日

ページ番号:511785

千葉県新型コロナウイルス感染症対策連絡会議専門部会(第35回)の開催結果について

発表日:令和4年4月28日
健康福祉部健康福祉政策課

千葉県では、今後の新型コロナウイルス感染症対策について検討するため、医療機関の関係者や、感染症の専門家などから御意見を伺っています。4月26日に開催した会議では、今後の医療提供体制の整備を進める上での御意見を伺いました。

 開催日時・場所

令和4年4月26日(火曜日) 午後6時から午後8時まで
千葉県庁 本庁舎5階大会議室

主な内容

(新規感染者の発生動向について)

【現状・課題】

  • 人口10万人当たりの新規感染者の発生数は、4月24日発表分までで千葉県において196.54人となっており、1都3県で同様の減少傾向を示している。
  • 1週間単位増加比は、4月10日以降、1を下回っている。
  • 年代別の新規感染者数は、直近において10歳未満はやや横ばい傾向であるが、全体的に減少している。
  • ゲノム解析の結果、オミクロン株(BA.2)は、8割程度確認されている。
  • ワクチン接種人口10万人当たりの新規感染者の数は、ワクチンを2回接種した方より3回接種した方の方が少なかった。

(今後の医療提供体制について)

【現状・課題】

  • 新規感染者の発生数は、令和3年夏の感染拡大期と比較して多い状況にあるが、各地域の病床の状況等を見ながら病床確保フェーズを2Bから2Aへ移行している。
  •  現在、市原・安房・東葛北部以外の医療圏における病床使用率は、2割を切っているので、ゴールデンウィーク後の感染状況を踏まえ、病床確保フェーズの移行を検討していく。

【出席者からの意見等】

  •  病床使用率が低いため、フェーズを下げる状況にあると考えられるが、フェーズを下げることによって、新型コロナウイルス感染症患者を診療する医療機関が減ることがないようにする必要がある。

    (臨時医療施設の活用について)

【現状・課題】

  • これまで稲毛及び流山の臨時医療施設において、重症化リスクのある軽症患者等で中和抗体薬等の治療が必要である患者を主に受け入れてきた。今後、稲毛及び富里の臨時医療施設では、これに加えて、医療機関での治療を終え、療養解除となるまでの短期滞在が必要な、介助を要する高齢の軽症患者等の受入れも行っていく。

【出席者からの意見等】

  • BA.2の感染が主流となっているため、中和抗体薬の治療以外に抗ウイルス薬の点滴治療も行うことを検討してはどうか。また、入院待機ステーションとしての機能を持たせることも有用であると考えられる。

  • 夜間・休日など患者の入院調整が困難な時間に臨時医療施設が対応することも有用であると考えられる。

(高齢者施設等で療養される方への医療支援の更なる強化について)

【現状・課題】

  • 高齢者施設等で新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合には、当該施設の状況等を踏まえ、クラスター等対策チームの早期派遣の優先度を判断し、関係者間で連携・情報共有の上、適切な初動対応に努めている。今後、対策チームの派遣状況等を検証し、拡充の必要性や派遣の判断の精度向上等の検討を進めていく。

  • 高齢者施設等に対し、往診・派遣を要請できる医療機関を確保することが求められており、施設において往診可能な協力医療機関を確保できていない場合には、今後、地域に密着した体制を構築できるよう、嘱託医・協力医療機関等との積極的な連携の働きかけ等を行っていく。

【出席者からの意見等】

  • クラスター等対策チームの派遣を要請してこない施設に対しても、発生状況等により支援していくことが必要である。

(セルフケアによる健康観察者の対象について)

【現状・課題】

  •  優先順位をつけて保健所業務を行うため、1月20日から重症化リスクが低い方は、 IT技術を活用した健康観察を行う運用としている。
  • 今後、より重症化リスクの高い方に保健所業務をさらに集中するため、これまでの事例を検討し、保健所による健康観察の手法の見直しを検討していく。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉政策課

電話番号:043-223-2675

ファックス番号:043-222-9023

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