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更新日:令和4(2022)年8月1日

ページ番号:12049

千葉県月例経済報告(平成19年3月)

1.「月例経済報告」総論(3月15日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、消費に弱さが見られるものの、回復している。

  • 企業収益は改善し、設備投資は増加している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善に広がりがみられる。
  • 個人消費は、おおむね横ばいとなっている。
  • 輸出は、横ばいとなっている。生産は、緩やかに増加している。

先行きについては、企業部門の好調さが持続しており、これが家計部門へ波及し国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「日本経済の進路と戦略」に沿って、「新成長経済」の実現に向けた改革への取組を加速・深化する。

日本銀行は、2月21日、無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.5%前後で推移するよう促すこととした。

政府・日本銀行は、マクロ経済運営に関する基本的視点を共有し、重点強化期間内に物価の安定基調を確実なものとするとともに、物価安定の下での民間主導の持続的な成長を図るため、一体となった取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(1月)

876億円で、販売額合計の前年同月比は増加となった(0.6%増)。種類別では、百貨店が0.2%減、スーパーが1.0%増となっている。店舗調整後の販売額は、前年同月比0.5%増となっている。

新規自動車登録台数(2月)

15,296台であり、前年同月を下回った。車種別にみると、普通貨物、小型四輪貨物、小型乗用車で前年同月を下回っている。

新設住宅着工戸数(1月)

5,842戸で、前年同月比18.1%増と前年同月を上回った。

鉱工業生産指数(12月)

前月比で3.2%増、前年同月比で1.5%増となった。

有効求人倍率(1月)

0.92倍と、前月と同水準となった。南関東における完全失業率は3.8%と前月と比べ0.1ポイント上回った。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(2月)は、30件で、前年同月比は20.0%増加となった。負債総額は、20億5,700万円となった。

金融情勢(1月)

預金残高は20兆7,189億円で、前年同月比1.9%増となっている。また、現金残高は2,039億円で同比7.2%減、貸出残高については、11兆3,593億円で同比1.2%増となった。

公共工事請負額(2月)

389件と前年同月比0.3%減であり、請負金額も146億円で、前年同月比5.7%減となった。

県内中小企業の業況判断指数(2月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比は改善しているが、前年同月比は悪化している。

以上のように、県内の経済情勢は、大型小売店販売額や新設住宅着工戸数、鉱工業生産指数が一進一退を繰り返しているが、全体として景気は緩やかに回復している。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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