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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12022

千葉県月例経済報告(平成17年2月)

1.「月例経済報告」総論(2月22日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっている。

  • 企業収益は大幅に改善し、設備投資は増加している。
  • 個人消費は、おおむね横ばいとなっている。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。
  • 輸出、生産は弱含んでいる。

先行きについては、企業部門の好調さが持続しており、世界経済の着実な回復に伴って、景気回復は底堅く推移すると見込まれる。一方、情報化関連分野でみられる在庫調整の動きや原油価格の動向等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取組を加速・拡大する。1月21日、「平成17年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」及び「構造改革と経済財政の中期展望-2004年度改定」を閣議決定し、平成17年度予算案を国会に提出した。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行うとともに、集中調整期間終了後におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力を更に強化する。

 

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(12月)

1,058億円で、販売額合計の前年同月比は3ヶ月連続の減少となった(2.4%減)。種類別では、百貨店が2.0%減、スーパーが2.7%減となっている。また、店舗調整後の販売額も、前年同月比5.0%減となっている。

新規自動車登録台数(1月)

12,684台と12ヶ月連続で前年同月を下回っている。車種別では、小型乗用車が前年を3ヶ月連続で上回った以外は、すべての車種で前年を下回っている。

新設住宅着工戸数(12月)

4,138戸で、前年同月比6.9%減と、2ヶ月ぶりに前年を下回った。種類別にみると、前年同月比では、引き続き給与住宅が最も高く、反対に、マンション、持家、貸家は下回っている。

鉱工業生産指数(11月)

前月比2.2%増、前年同月比2.7%減となり、前年同月比については2ヶ月連続で前年を下回っている。

有効求人倍率(12月)

前月同様の0.81倍となっている。また、南関東における完全失業率は4.3%と、2ヶ月連続で減少している。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(1月)は36件で、22ヶ月ぶりに前年同月を上回った。また、負債総額についても、前月に引き続き大型倒産の影響を受け、164億1,000万円と前年同月比69.6%増となっている。

金融情勢(12月)

預金残高は預金残高は20兆486億円で、前年同月比2.4%増となっている。また、現金残高は2,522億円で前年比0.6%減、貸出残高については、11兆1,040億円で前年比0.2%減となった。

公共工事請負額(1月)

163億円で、前年同月比20.9%減と7ヶ月連続で減少している。また、請負件数も577件で、前年同月比4.3%減と2ヶ月連続の減少になっている。

県内中小企業の業況判断(1月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比で悪化したものの前年同月比では改善となった。種類別にみると、非製造業で前月より悪化した以外は、製造業、非製造業の前年同月比などで若干の改善がみられた。

以上のように、県内の経済情勢は、大型小売店販売額や新規自動車登録台数などの個人消費は依然低推移が続いており、新設住宅着工戸数や鉱工業生産指数なども一進一退を繰り返すなど、景気は鈍化傾向が続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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