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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12018

千葉県月例経済報告(平成16年10月)

1.「月例経済報告」総論(10月14日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、堅調に回復している。

  • 輸出、生産は緩やかに増加している。
  • 企業収益は大幅に改善し、設備投資は増加している。
  • 個人消費は、緩やかに増加している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。

先行きについては、国内民間需要が着実に増加していることから、景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響や世界経済の動向等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取組を加速・拡大する。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行うとともに、集中調整期間終了後におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力を更に強化する。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(8月・店舗数調整後)

757億円で、販売額合計の前年同月比は2ヶ月ぶりの減少となり(2.5%減)、種類別では、百貨店が3.3%減、スーパーが2.2%減となった。

新規自動車登録台数(9月)

18,469台と8ヶ月連続で前年同月を下回っている。車種別でみると、普通乗用車が16ヶ月連続で前年を上回っているほか、小型乗用車が1年6ヶ月ぶりに前年を上回った。

新設住宅着工戸数(8月)

5,465戸で、前年同月比26.6%増と、8ヶ月連続で前年を上回っている。種類別では、分譲の割合が最も高く、なかでもマンションは前年を大きく上回っている。

鉱工業生産指数(7月)

前月比3.0%増、前年同月比1.2%増となり、前年同月比については3ヶ月ぶりの増加となった。

有効求人倍率(8月)

0.65倍と前月より0.02ポイント増加した。また、南関東における完全失業率は、4.4%と前月から変わらなかった。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(9月)は29件で、18ヶ月連続で前年同月を下回っている。負債総額については、223億6,200万円と、3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

金融情勢(8月)

預金残高は19兆338億円で、引き続き前年同月を上回っている。また、現金残高は1,917億円で前年比6.3%増、貸出残高については、10兆9,510億円で前年比0.2%減となった。

公共工事請負額(9月)

392億円で、前年同月比14.1%減となり、請負件数は767件と、前年同月を8.6%下回った。

県内中小企業の業況判断(9月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

製造業の前月比で改善がみられた以外は、すべての前月比、前年同月比で悪化がみられた。また、依然として製造業と非製造業の格差は大きい。

以上のように、県内の経済情勢は、依然として大型小売店販売額や新規自動車登録台数など消費の面で低推移が続いている反面、新設住宅着工戸数は8ヶ月連続で前年を上回っている。また、有効求人倍率など雇用の面については、低水準ながら改善がみられ、倒産件数も前年を下回る月が18ヶ月続くなど、景気は微弱ながら回復に向けた動きが続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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