ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12017

千葉県月例経済報告(平成16年9月)

1.「月例経済報告」総論(9月9日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、堅調に回復している。

  • 輸出、生産は緩やかに増加している。
  • 企業収益は大幅に改善し、設備投資は増加している。
  • 個人消費は、緩やかに増加している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。

先行きについては、国内民間需要が着実に増加していることから、景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響や世界経済の動向等には留意する必要がある。

政策の基本的態

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取組を加速・拡大する。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行うとともに、集中調整期間終了後におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力を更に強化する。

 

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(7月)

887億円で、5ヶ月ぶりに前年同月を上回った(1.6%増)。一方、既存店ベースで見た販売伸び率は9ヶ月連続で前年同月を下回り(2.1%減)、種類別では、百貨店が0.9%減、スーパーが2.8%増となった。

新規自動車登録台数(8月)

11,848台と7ヶ月連続で前年同月を下回っている。車種別では、前月に続き、普通乗用車が15ヶ月連続で前年を上回っている以外は、すべての車種で前年を下回る状態が続いている。

新設住宅着工戸数(7月)

6,268戸で、前年同月比38.4%増と、7ヶ月連続で前年を上回っている。種類別では、給与住宅の前年比が最も大きく、続いてマンションの順となっており、前月から変わらない。

鉱工業生産指数(6月)

前月比1.0%減、前年同月比0.2%減となった。前年同月比については2ヶ月連続で減少している。

有効求人倍率(7月)

前月同様の0.63倍となった。南関東における完全失業率は、4.4%で前月より0.1ポイント減少した。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(8月)は40件と、17ヶ月連続で前年同月を下回っている。また、負債総額についても69億7,800万円と、2ヶ月連続で前年同月を下回っており、また、100億円を切る月が3ヶ月続いている。

金融情勢(7月)

預金残高は19兆7,190億円で、引き続き前年同月を上回っている。また、現金残高は1,895億円で前年比7.2%減、貸出残高については、11兆206億円で前年比0.8%増となった。

公共工事請負額(8月)

278億円で、前年同月比24.2%減となったのに対し、請負件数は587件で、前年同月を7.1%上回った。

県内中小企業の業況判断(8月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比は製造業、非製造業ともに悪化となり、前年同月比では非製造業で若干改善したものの、全体的に小幅な動きにとどまり、製造業と非製造業の格差は依然続いている。

以上のように、県内の経済情勢は、依然として個人消費・生産の面で低推移が続き、有効求人倍率など雇用の面についても厳しい状況が続いている。一方で、新設住宅着工戸数では改善が続いており、また倒産件数も前年を下回る月が続くなど、景気は緩やかながらも回復に向けた動きがみられる。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?